市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2018年5月ひろみだより NO.33


安倍政権のめざす日本は?海外で戦争する国―こんどは「小日本帝国」か!?

 安倍政権は、極右団体・日本会議と一体になって、憲法を改定し、日本を、また、戦前のように「海外で戦争する国」にしようとしています。現内閣の閣僚20人中15人が日本会議に属し、安倍首相は「日本会議・国会議員懇談会」の特別顧問として、憲法、中でも「戦争放棄」「戦力不保持」を定めた9条の改定を執念をもって実現しようとしています。

森友事件の主役は安倍首相夫妻
 戦前の軍国主義の柱であった「教育勅語」を幼稚園児に暗唱させるような森友学園―これが設立しようとしていた小学校は、まさに安倍首相の理想の小学校でした。昭恵夫人が名誉校長を引き受けるなど、安倍首相夫妻の異常な肩入れのわけはここにありました。
 昨年、森友学園に対する国有地の不当・不正な払い下げが問題になり、安倍首相夫妻関与の疑惑が追求されましたが、安倍首相は国会で「私や妻が関与していたなら、首相も議員も辞める」と明言しました。今年3月になって、改ざん前の文書が公表され、首相夫妻の関与を隠すために改ざんが行われたことが、誰の目にも明らかになり、安倍内閣への国民の信頼が大きく揺らいでいます。     
国会や国民だます文書改ざん「国権の最高機関」である国会が、1年にもわたり、虚偽の文書をつかまされて審議していたのです。また、国民もだまされていました。昨年秋の総選挙で、国民がこの公文書改ざんを知っていたら、自民党は大敗したに違いありません。
この総選挙の結果、与党が3分の2以上の議席を獲得!! 憲法改定の発議ができることになったのです。
憲法改定の国会発議させない!!国会で憲法改定の発議がされれば、国民投票になります。国民投票は、他の選挙と違って、宣伝や費用の制限はほとんどありません。資金豊富な改憲与党側が圧倒的に有利です。
 自民党が提案しようとしている改憲案は、「憲法9条2項に自衛隊を書き込む」というもので、安倍首相は「憲法9条は変わらない」といいますが、「後からつくった法律は前の法律に優先する」という法の原則によって、「戦力不保持」の2項が空文化し、自衛隊の海外での武力行使が無制限に可能になってしまいます。

米・北朝鮮―対話へ!
 今後予定されている南北首脳会談、米朝首脳会談の開催を前に、北朝鮮は、核実験と大陸間弾道ミサイルICBM)の試験発射を中止すると表明しました。同時に、北部核実験場の廃棄を言明し、周辺国や国際社会との積極的な対話姿勢も示しました。トランプ大統領は「大きな前進だ」と評価し、世界の各国も歓迎の意を表明しました。これは、対話による平和的解決を促進する動きとして評価されるものです。
 北朝鮮問題の対応の最前線を担ったウィリアム・ペリー元米国防長官の次の発言は重要です―「米朝交渉の過去の成功と失敗から得る教訓として、最も大事なことは、なぜ北朝鮮が核開発をするかを理解することだ。我々が「抑止力」と呼ぶように、北朝鮮も自らの安全の保証を得ようとしている」(4月11日東京都内での講演)。
 しかし、安倍首相は「対話のための対話は意味がない」といって、「圧力」一辺倒です。北朝鮮の脅威を口実に社会保障費の大幅削減と防衛予算の急拡大を特徴とする新年度予算を成立させました。軍拡は攻撃型のミサイルや空母の保有まで視野に入れていると噂されています。
時代は大きく変わろうとしています。戦争準備でなく平和体制の構築こそめざすべき方向です。

9条改憲NO!の署名の成功を! いま、「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」による全国統一署名が取り組まれています。発起人には、梅原猛瀬戸内寂聴田原総一郎益川敏英森村誠一の各氏など、著名人が名を連ねています。この署名は、世論を高め、憲法を変えさせない大きな力を創り出します。9条改憲NO! の署名運動を大きく広げましょう。




地域の要求大切に
安全・安心のまちづくりのために、行政に対して様々な要請をしています。昨年来、次のような改善がされました。

小瀬橋北側の浸水対策―竜田川の拡幅

2016年夏、竜田川の増水で水路が溢れ、南生駒駅前の商店が床上浸水しました。同年12月議会の一般質問で、私は、対岸堤防上の用地(県買収済み)を削って川幅を広げることを提案しました。今年初春、この提案通りに工事が行われ、川幅が広がり、浸水の心配が少なくなりました。小瀬橋周辺は、県の河川改修計画がありますが、大幅に遅れており、改修の時期の見通しは立っていません。近年ゲリラ豪雨の被害も多い中、今回のようなとりあえずの危険回避策が必要です。


小瀬橋南―竜田川沿い国道にセンターライン

昨年の郡山土木との交渉時に、「センターラインが消えたままで危険」と対策を要望していたところ、ラインが引かれ、安全に向けて一歩前進しました。


竜田川堤防上の道路の補修

歩行者や自転車などの往来が盛んな道路です。
一分駅近くで、路面の補修跡がガタガタのところがあり、市の管理課に整備を要請していたところ、補修され、通りやすくなりました。


通学路の点検整備を!!
 −引き続き要請していきます−

南生駒駅西側の歩道が崩れている」、
「南小学校前の歩道のポールが何本も折れている」
「溝蓋のゴムパッキングがはずれている」
などの声が寄せられており、県郡山土木事務所に修理の要請をしています。
                   

今後も皆さんのお声をおよせください。

南生駒駅バリアフリー化を求める会」の活動を支援

 同会は昨年1月に結成され、署名活動などに取り組まれ、6月の生駒市議会定例会に、4000筆を超える署名と共に「南生駒駅及び駅周辺のバリアフリー化の早期実現を求める請願書」を提出されました。請願書は全会一致で採択されました。
 私は、長年同地域のまちづくりについて、様々な問題を取り上げ、解決に努めてきた者として、請願書の紹介議員となり、趣旨説明を行いました。また、その後も同会の活動を支援し、市や県との交渉にも同行しました。

4月19日、奈良県の郡山土木事務所を同会のみなさんとともに訪問し、南生駒駅周辺の道路や橋、河川の問題について交渉しました。



コミバスを守りましょう!


本格運行できるか? 萩の台路線
8月までの実績できまります!


 コミュニティーバス萩の台路線は、4年前の秋に実証運行が始まりました。2年後に、利用者数が少ないため、コースや運行スケジュールを見直し、さらに2年延長されて、運行中です。市は、当初、運行経費の50%を運賃収入で賄えることを本格運行の条件としていましたが、現在は30%まで下げています。しかし、今年3月末の時点で、まだ30%に届いておらず、さらに利用者増が必要です。市は、8月末までの実績をみて、9月に本格運行するかどうかを決めるとしています。

 今のところは車が運転でき、コミバスに乗る必要がないという人もまだ多いようですが、あと何年かすれば、免許証返納などで車に乗れないようになり、コミバスが必要になる人が増えてくることは確実です。          
 萩の台住宅地は、最寄駅から急な坂を上らなければならず、また高齢化率も高いところから、コミバスがほしいとの要望が実現したものです。

 将来を見越して、ぜひ本格運行に移行できるようにしたいものです。
 買い物などで南生駒駅周辺に行かれるとき、健康のためにと歩く方も多いようですが、片道は歩いても、帰りはコミバスに乗るなど、スケジュールにコミバスを組み込んで、利用するようにしましょう。

                   
(ご参考)
ルート(2系統)
萩の台南ルート(萩の台住宅)
萩の台北ルート(萩の台)
運行
年末年始を除く平日(月−金)
 時刻表は停留所でお確かめ下さい。
料金
大人         200円
小人、障がいのある方 100円
−回数券は乗車の際に購入できます。
生きいきクーポンでも購入できます。