市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2021年7月号 ひろみだより NO.44

 

緊急事態の解除

 感染爆発防ぐため五輪中止を!

 

 6月20日で9都道府県の緊急事態宣言は解除、7都道府県は「まん延防止」に切り替えましたが、東京都では新規感染者は下げ止まり、増加に転じる兆しすらあります。
 厚労省の専門家組織では、国立感染症研究所等の専門家が、変異株(デルタ株)の広がりによっては、7月前半あるいは五輪期間中にも東京でまた緊急事態宣言が必要になる可能性があるとの試算を示しました。政府は「まん延防止」解除後のイベント観客数の上限を1万人に緩和する方針です。これで五輪は「有観客で」の方針が明確に示されたといってよいでしょう。重大なのは、観客として学校生徒が動員されることです。ワクチン接種もまだできていない状況で強行すれば、その感染の危険は計り知れません。   
 菅首相は国会で「命と健康が守られなければ五輪を実施しないのが当然」といいましたが、専門家は五輪開催が国民の命と健康を危険にさらすことをはっきり指摘しています。
五輪は自然災害ではなく、人間が行うイベントです。したがって、人間が止めることができます。それができず、ただひたすら突っ走るというのには、どういう事情があるのでしょうか?

 

迅速、十分な補償こそ!
 政府がなすべきこともせずに緊急事態宣言の発令、解除を繰り返したことで、飲食業者をはじめ業者や国民は疲弊しきっています。
営業自粛の要請を続けるにあたっては十分な補償が必要ですが、まだ届いていない業者も多い状況です。菅政権は、医療機関への減収補てんを未だに拒んでいます。この冷酷な姿勢を根本的に改めさせなければなりません。

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真実を伝える「しんぶん赤旗」をお読みください。(日刊:3497円/月、週刊:930円/月)

 

6月議会

私の一般質問

 

中教審答申を踏まえた~ 

生駒市の学校教育の方針について

 

 今年1月26日、中央教育審議会中教審)は、答申「令和の日本型学校教育の構築を目指して~すべての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」と題する答申を発表しました。昨年度から新学習指導要領が小学校で全面実施されたばかりですが、GIGAスクール構想の前倒しに沿って、早くも方向を修正しようとするものです。市はどのように進めようとしているのかを質問しました。


「令和の日本型学校教育」って何?

 市の答弁:「学習指導だけでなく、子どもたちの知徳体を一体で育んできた日本型学校教育は諸外国からも高い評価を得ているが、一方で、進化する情報社会への対応、コロナ禍での対応などに、改革が必要に。GIGAスクール構想の実現、新学習指導要領の着実な実施、働き方改革の推進などで、従来の日本型教育を発展させる。」
 答申では、GIGAスクール構想が重点にされているものの、コロナ禍を経験する中で,学校が「安全・安心につながる居場所・セーフティネットとして身体的、精神的な健康を保障する福祉的な役割をも担っていることが再認識された」、「これは『日本型学校教育』の強みである」といっています。このことは注目する点であり、今後一層重視するべきであることを指摘しました。

 

GIGAスクール構想―ICTの活用はどのように?
 市では、タブレット端末が全児童生徒に配布され、ICTの活用の推進がいわれています。
一方、答申では、ICT機器の活用自体が目的化しないよう十分留意するようにいわれており、市の考えをききました。市も、学習の目的達成のためのツール、文房具と考えていることを確認しました。取組としては、コロナ禍での臨時休校時のオンライン授業などでの活用、学校によっては、オンラインによる参観・懇談会、キャリア教育なども実施されている。さらに、不登校児の学びの保障のツールとしても利用されているとのことです。
 ICT活用の利点は様々あることは確かです。市でも既に導入されている統合型校務支援システムは、教職員の負担軽減に役立っていることを確認しました。しかし、一方で、個人情報の漏洩の危険性もいわれており、その推進に当たっては細心の注意を払うことを再度確認するよう要望しました。

 

コロナ
お役立ち情報

 

ワクチン接種

生駒市では、次のようにワクチン接種を実施しています。
1.「集団接種」(市が設置する特設会場)
  コミュニティセンター(セイセイビル)、はばたき、せせらぎ、生駒市役所
2.「施設接種」(高齢者施設)
3.「個別接種」(病院、診療所)
  ① 病院:生駒市立病院、他4病院(申し込みは市で取りまとめ)
  ② 市内診療所(市では予約受付せず、各診療所で予約)(6月20日現在)
    石井クリニック、稲田医院、宇山内科クリニック、衛藤耳鼻咽喉科
    おおつかクリニック、カズクリニック、勝間内科医院、木下クリニック、
    近藤整形外科、杉森内科胃腸科、たけつな小児科クリニック、田中泌尿器科
    つじもと医院、どいクリニック、友岡診療所、なかや小児科、西崎医院、
    松井小児科、松尾メディカルクリニック、松宮医院、溝口医院、山上内科医院
    やました医院、山本耳鼻咽喉科(50音順)
以上の他にも接種可能な診療所あり、かかりつけ医へ確認してください。
今後、大規模接種会場(市民体育館)の設置も計画されています。


詳しくは、市のホームページ、または、生駒市コロナワクチン接種チームにお問い合わせください。(☎0743-74-1111 内線474)

 

 

自宅療養者・待機者向けの支援策

保健所からコロナの感染者や濃厚接触者として自宅待機を求められ、親族などから支援を受けることが困難な市民の方は、次のような支援が受けられます。
 ⇒相談窓口:0743-84-84(平日8:30~17:15)
・買い物代行サービス:市職員が約1週間分の食料品や日用品などの買い物を代行。
① 妊娠10か月の妊婦&産後3か月までの産婦 

 ⇒健康課(0743-75-2255)
② コロナ感染者&同居家族 

PCR検査後の待機者&同居家族 

④コロナ感染に関して医師から自宅待機を命じられた人 

 ⇒都市計画課(0743-74-1111内線568)
・必要な備品の提供:サージカルマスク、N95マスク、使い捨て手袋、消毒液、感染防止ガウンなど。 

 ⇒0743-84-8484(平日8:30-17:15)


感染者等に関する情報は、市の方では把握できませんので、支援の必要な方からご要望いただきますようお願いします。

 

南第二小

地域協議会

再編反対の意見書提出へ

 

 昨年10月に策定された「生駒市立小・中学校のあり方に関する基本的な考え方」について、1月以降、統廃合の対象とされている生駒南第二小学校(南第二小)と生駒南小学校(南小)の各校区で、地域協議会が開かれています。
 「南第二小」では、2月5日の第1回協議会の冒頭、自治会代表の委員から、「我々は統廃合には断固反対であり、1ミリたりとも譲れない」と表明されたときには、期せずして大きな拍手がわき起こりました。この校区では、これまでのパブリックコメント意見交換会などで、反対の意見を十分表明しているので、今更意見の聴取も必要ないとして、事務局で意見書をまとめることになりました。その後の協議会で、事務局から出された意見書案について協議を重ね、最終の第5回協議会(7月17日予定)で意見書を決定することになっています。また、「小規模校を存続させるための具体的な方策」が、各団体・地域の代表委員からそれぞれ詳細な提案書が出され、その内容をまとめて意見書に添付することになりました。
 6月14日の市民文教委員会で、この問題について委員から質問があり、市から、地域協議会の意見書が出された後の扱いについて説明がありました。市では、総合教育会議で協議の後、教育委員会で方針を決定、具体的な取組等については、後の「(仮称)準備懇話会」で協議するとのことです。
 市は、地域住民との協働を重視するなら、地域協議会の意見書を尊重し、南第二小存続を決断することが求められます。

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地域の要求大切に

街路樹で信号が見えない!?

 

 通学児童の見守りをしているボランティアの方から、「街路樹で信号が見えにくく、車が横断歩道前で止まらないことがあり、何度も危険を感じた。街路樹を伐採してほしい」との要望がありました。市のみどり公園課に相談したところ、木をきることには反対の市民もおられるので、地元の了解が欲しいとのこと。早速、地元自治会から要望書を出していただき、伐採してもらいました。

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 今後も、ご要望、ご意見などありましたら、ご遠慮なくお申し越し下さい。