市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2020年冬号 ひろみだより NO.39

◎都合により昨年のNO.37(2019/8月号)~最新のNO.40(2020/4-5月号)まで連続で更新いたします。

あわや! 中東戦争!?

 初夢も覚めやらぬ正月3日、米軍がイラン政府要人ソレイマニ司令官を爆殺、世界は一気に戦争の恐怖に突き落とされました。 8日には、その報復としてイランがイラクにある米軍基地を攻撃、報復の連鎖が心配されましたが、米・イラン双方の思惑により、ひとまず全面衝突は回避されました。米・イラン両国の中東での覇権争いや、トランプの大統領選に向けての国内世論への思惑など権力者の都合で、世界の平和が危機にさらされることは絶対に許されません。

 先制攻撃による要人殺害は明白な国際法違反! 国際社会が米トランプ政権の無法を厳しく批判し、米国にイラン核合意への復帰を含む問題の外交解決の道に戻るよう求めることがいよいよ重要です。

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2020/1/11しんぶん赤旗より転載

 日本政府の対応は? 日本がこの地域の安定を望むなら、米国が核合意に戻るよう主張するべきで、それが世界の総意です。しかし、安倍首相は、外交努力をすると言いながら、米政権に対して、一言も物言うことができません。これでは、日本は「単なる米国に追随する国」といわれても仕方ありません。

 このような情勢の下、11日、安倍政権は湾岸地域へ海上自衛隊派遣を強行しました。「有志連合に参加したわけではない」「調査目的だ」と言いますが、イランを包囲する有志連合軍が配備され、その近辺に自衛艦がいれば、有志連合軍の一員と見なされ、「調査」は「軍事偵察」=「敵対行動」と見なされます。

 安倍首相は自己の不行跡を棚に上げ、改憲を何度も口にしています。こんなときに日本国憲法9条を変え、自衛隊武力行使できるようにすれば、日本はいよいよ海外で戦争する国へと突き進むことになるでしょう。

 今こそ安倍改憲ノーの運動を強めましょう!

 

生駒市パブリックコメント公募

 

   市は市の5つの方針、計画、戦略(各案)についてパブリックコメントを公募しました。公募期間は、2019年12月20日から2020年1月19日まで。詳細はホームページで公表ー小中学校のあり方、幼稚園のあり方、子ども子育て支援事業、まちひとしごと創生戦略、災害廃棄物処理計画の5件です。

 

  南、南第二小を統合の案

      地域を直撃、激震が走る!

 

12月17日付毎日新聞ー「南、南第二小を統合 市教委諮問機関が案」と報道。地元の保護者や自治会はびっくり!

 

報道の詳細は次の通りです。

 「案ではまず、生駒北小中一貫教育の成果を踏まえ、市としての一貫教育推進を掲げた。『望ましい学校規模』は小学校12〜24学級、中学校9〜18学級として、8中学校区単位で具体的な方向性を示した。生駒南中学校区では、『望ましい規模』確保のため、時期は明示しないものの、生駒南、生駒南第二両小学校を統合し、校舎を生駒南小敷地に置く案を提示。生駒南中も『望ましい規模』が確保できないため、通学区域見直しの検討の必要性も示している。」

 南第二小の地元では、「南第二小の廃止、南小に統合するのは納得できない」と、萩の台住宅自治会、萩の台自治会、ローレルコート萩の台自治会が緊急に会議を開き対応を協議しました。南第二小PTAは12月23日に小学校で校長から説明をきく会を開きましたが、納得のいく説明は得られなかったと聞きます。

 

 北小中学校では小規模校のメリットを言いつつ、南では否定する。そもそも学校規模の「適正」の根拠は何か? など、市民の納得が得られる案とはなっていません。

 生駒市教委の諮問機関「学校教育のあり方検討委員会」は、市民の意見を聞いた上で、3月までに市教委に正式に答申することになっています。このように重大な問題は、しっかりと市民の意見を聞き、時間をかけて検討することが求められます。

 

12月議会   <私の一般質問>

 

南生駒駅周辺地域の安全・安心のまちづくりについて」

   南生駒駅周辺でも起こっていた「内水氾濫」!

 

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南生駒駅周辺

 「内水氾濫」とは、ゲリラ豪雨など激しい雨が降ったときに、下水道から川への排水が間に合わなかったり、逆流したりして市街地に水が溢れることです。昨年の台風19号では多くの河川で起こり、注目されました。

 南生駒駅周辺でも、2000年に南生駒駅地下道が浸水、2016年に沿岸の商店が床上浸水しましたが、いずれも「内水氾濫」によるものでした。

 近年、想定を超える豪雨災害が全国各地で頻繁に起こっていることから、国は、ハザードマップの降雨基準を、これまでの「50年〜150年に一回の大雨」から「1000年に一回の豪雨」に改め、これまで経験したことのないような豪雨を想定した洪水対策を行うよう求めています。 生駒市は市の中央部を竜田川が流れる地形から、短時間の雨でも一度に大量の水が流れ込み、警戒が必要と言われています。

 そこで、南生駒駅周辺の水害対策について質問、市は管理者である県の方針を確認しました。

—小瀬橋上流の水害対策として、護岸工事で川幅を拡幅。水位計と河川監視カメラを設置、大雨時には状況を監視・パトロールしている。

竜田川改修については、下流域での進捗の見通しが立たない中、下流域のリスクを考慮した上で、上流部からの改修の検討も考えている。

 

 最新のハザードマップ(2019年3月改定)では、改定前のものより浸水リスクが低くなっており、河川改修の効果が一定出ているようですが、今後想定されるゲリラ豪雨などに対して、決して安心できる状況ではありません。早急な水害対策が必要であり、竜田川の改修は待ったなしです。今回の県の「上流部からの改修も検討する」との方針表明は、一歩前進といえます。

 

 

地域の要求大切に

~安心・安全のまちへ一歩づつ~

歩道の段差解消・・業務スーパー西側

国道168号の業務スーパー西側歩道は、これまで段階的に改修が進み、段差はほとんどなくなっていましたが、1箇所だけ残っていました。5cm程の段差で、基準内とはいえ、自転車や車椅子などの通行の障害となっていると、郡山土木事務所に改修を要望していましたところ、写真のように改修され大変通りやすくなりました。

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アフター

 

 路面が荒れてデコボコ・・小瀬の里

  「ひろみだより」NO.38号でお伝えしました道路が整備されました。

  雨で表面の土が流れ、石が露出し、デコボコになっていました。近隣の方から、何とかしてほしいとの相談を受け、市に要望。地元自治会からも要請していただき、11月に整地されました。

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アフター

    

バリアフリー基本構想」策定へ一歩前進!

市によれば、「バリアフリー基本構想」策定に向けた準備が進み、協議会のメンバー構成や当面のスケジュールなどが決まりました。

協議会メンバーは、学識経験者2名を始め、障害者団体、高齢者団体、地域住民、市民団体、施設設置管理者、公共交通事業者、公募市民、公安委員会、関係行政機関などからなり、第一回協議会は、2月13日に開かれる予定です。協議会では、南地域のバリアフリー化について、様々な立場からの意見を集約し、具体的な施策を進めることになります。

南生駒駅バリアフリー化を求める会」では、基本構想の策定とともに、南生駒駅バリアフリー化についても市民の皆さんの声を反映できるよう、アンケート調査に取り組むなどの活動を進めておられています。今後も一層支援していきたいと思います。

     

 

 

今後も市民の皆様からご要望などありましたら、ご遠慮なくお申し出ください。

 

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