市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

生駒市後援会ニュース2018/5月24日号


沖縄県大宜味村役場に建つ9条の碑
9条の心 石に刻む
憲法9条の石碑が、全国に少なくとも18あります。沖縄7、石川3、長野2、茨城2、岐阜・静岡・岡山・広島が各1
 写真は沖縄県大宜味村、高さ2mの碑には9条の1,2項全文が刻まれ、平和のシンボルはとが9羽で、「命どう宝」の文字を囲んでいます。建設費は村民からの寄付金130万円で賄いました。
安倍内閣発足後に建立が広がりました。



南北から米朝へ、半島非核化・平和条約締結へ
朝鮮半島問題」の、何をどう見るか?
まだ予断許さぬが、かつてない劇的な展開に

 2月の平昌(ピョンチャン)オリンピック以前と比較すれば、朝鮮問題は今、劇的な展開を見せています。

南北共同宣言に署名し、
握手をかわす北朝鮮金正恩委員長(左)と
韓国の文在寅大統領(右)4月27日

 4月27日の南北首脳会談で、朝鮮半島の「完全な非核化」と「年内の朝鮮戦争終結」を明記した「板門店宣言」が合意され、6月の米朝首脳会談へ向けて動いています。
 推定400万人が死亡したという悲惨な朝鮮戦争の休戦協定から65年余り、まだ戦争終結を確認する平和条約は結ばれていません。従って、右の2つの確認と合意は、朝鮮半島の平和にとって極めて重要な出来事です。北朝鮮の変化、及びその歩みは?

 1948年に朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)が建国され、金日成主席が初代首相になってから3代続いた体制の存続を第一に主張すると同時に、戦後ベトナムはじめ多くの弱小国が強力な米軍事力で攻撃されてきた歴史から、米軍に対抗する核兵器とミサイル開発に膨大な経費と時間と労力が注がれてきました。これまで北朝鮮が核保有する論理は一貫して「米国の攻撃から自国を守るため」でした。
 だが、核兵器はいったん戦争で使われたならば、恐るべき数の死者と都市など莫大な財産の破壊を招くしかない、という現実が、昨年末までのアメリカと北朝鮮の激しい非難と応酬からますます明らかとなり、さらに中国をも含む多くの国々の経済制裁もあって、北朝鮮の体制を保障することを条件に、「経済と核戦力の同時建設」という「並進路線」を転換することに踏み切ったのです。
 4月20日の朝鮮労働党中央委員会決定は「核開発・ミサイル試射は不要となり、北部核実験場は使命を果たした。」「今後は経済を優先する新たな戦略的路線へ進む」としています。

 北朝鮮に対し「最大限の圧力」と同時に「対話」も視野に入れて臨んできたトランプ政権。最近の大きな変化を見て、今は対話の時だと重点を変えました。しかし、安部政権は対話否定・圧力一辺倒で臨んできたため、今や海外メデイアも「日本は蚊帳の外」と報じています。

 2002年の日朝平壌宣言金正日小泉純一郎両氏)は「日本は過去の植民地支配により、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びを表明する」「国交正常化を早期に実現させる」「東北アジア地域の平和と安全のために互いに協力する」「核ミサイル問題は対話を促進して解決する」「懸案事項(拉致問題)で適切な措置をとる」など、優れた内容で合意しています。

 また2005年の「6カ国共同声明」(中・朝・ロ・日・韓・米)では「6カ国合意の目標は、朝鮮半島の非核化を平和的に実現すること」「北朝鮮は、核兵器と核計画を放棄する」「米国は朝鮮半島核兵器保有しない。また北朝鮮に対し、核兵器等による攻撃や侵略を行う意図はないことを確認する」という内容でしたが、これが13年たってやっと実現に向かいつつあります。

いっぽう、20世紀の朝鮮半島の不幸の始まりは、日本にも重大な責任があります。日本は朝鮮半島を侵略し1910年には韓国を併合し、朝鮮総督府を置き、日本の植民地として統治しました。戦後も朝鮮戦争を「特需」として経済復興を遂げました。本来ならば、朝鮮半島の平和と安定、南北の対話に積極的に貢献しなくてはならない立場でした。安部政権は、今は「蚊帳の外」から国際情勢の急変にやっとついていくのみです。

 河野外相は昨年、北朝鮮と国交ある約160の国に対して、北朝鮮との「断交」を要求するなど、異常な対話否定の姿勢に固執しました。日本はこれまでの「圧力一辺倒」「トランプ政権追随」から脱却し、日朝平壌宣言の立場に基づき、自主的な外交へ根本的に転換すべきです。現在の東北アジアの非核化の流れに積極的に関わるべきです。朝鮮半島の非核化、日本の「非核3原則」の完全実施へと進むならば、北東アジアに非核地帯が生まれ、東南アジアとあわせてアジアに巨大な非核ベルト地帯が生まれます。これは世界と日本の平和と安全にとって巨大な変化となります。国連の核兵器禁止条約調印と批准をはじめ、被爆国日本は今こそ平和の外交力を発揮すべきです。

 さらに、「北朝鮮の脅威」を理由に増大してきた軍事費、沖縄の辺野古新基地建設やオスプレイ全国配備など、平和に逆行して米軍の世界戦略に同調する政策は、この際きっぱりとやめるべきです。
 安部政権は、米朝会談で拉致問題を議題とするよう働きかけていますが、本来これは米国頼みでなく、自ら北朝鮮と交渉すべき問題です。



史上初の米朝首脳会談は6月12日、シンガポールで行われる予定。


竹の子ご飯のおにぎりでつどい
北地域「クローバーの会」               
                        
公民館や市の施設の時間枠が「12時〜2時半」と中途半端なので、最近は軽食として「おにぎり」を用意しています。昨年末は「新米おにぎり」、先日の4月21日は竹の子ご飯のおにぎりと、おかずを少しお弁当にして会費百円で、まずはみんなでいただきます。
入院中の久保議員に代わり、駆けつけていただいた浜田議員より、3月議会の報告を受けました。国保がこれまでの市単位から奈良県下で単一化されたこと、国保料は今後7年間で10%値上げになるが、今年と来年は値上げせず、基金で補う。市立病院はやっと黒字になった。議員定数削減は継続審議になった、等。
県議が政務活動費なくす運動しているが、金額は?の質問に「生駒市議は月3万円、県議は月30万円」
介護認定が厳しくなったという意見。大型ごみの出し方、「以前のように、年に数回、自治会などでまとめて出す」に戻ってほしい」との要望も。参加16人。



3千万署名運動・・・スーパー前で
ひとり スタンデイング行動
北地域のHさんは、安部首相が「憲法9条自衛隊をただ追記するだけで、今までと何にも変わらない」といって国民を騙すやり方は許せない、と「今こそ、急いで署名を」と事務所近くのスーパー前で、署名用紙を持って「ひとりスタンデイング行動」をしています。4月22日は2時間で21筆の署名を集めました。すでに約20回行動しています。
北地域では署名用紙全戸配布のあと、3〜5人で組をくんで毎週土曜日に、丁目毎に全戸訪問を行っています。すでに8回行いました。



はなみずきの会」中地域

5月5日たけまるホール。13人。
みんなで合唱のあと、DVD「小池さんに何でも聞いてみよう2」を見て、天皇制について活発な論議に。小池書記局長は「共産党は今、天皇制廃止を言っているのではない。天皇制を含め、現憲法の全条項を守る、といっている。」
北朝鮮問題」では、共産党が出した6カ国への要請文の解説のあと「南北がいがみあうことなく仲良くできないか」「主張もいいが、相手の言い分もしっかり聞くこと」「難しい。自分の周りの興味あることしか胸にストンと落ちない」
 その他「議員定数問題」「たけまる号の路線問題」「生駒駅前の公衆トイレ、及び案内板のこと」などなど。



南地域のつどいに15人     
DVD「おしどりマコとケン」を見て、
ドイツの高校生が15〜6歳で自分の支持政党を決めている、自分の意見を持っている、と知ってびっくり。先日生駒高校前でビラ撒きしたが、ほとんど無関心。
ギターとオカリナで合唱。
「安部は拉致の解決を求めて、なぜ自分で北朝鮮へ行こうとしないのか」「権力のメデイア支配で国民が統制されている。憲法が変われば次は徴兵制になる。」「テレビで見た立命館宇治高校の憲法の授業。改憲か護憲か、生徒に1ヶ月かけて研修させ、自分で調べて自分の考えを表明させていた。すばらしい授業」「憲法マッカーサーに押し付けられた」(憲法制定の経緯を解説)「市立病院の利用者増えている」「議員定数問題は継続審議に」「健康保険料の見直し」「コミバスとデマンドタクシーの問題」「生駒市内の空き家は1440軒で深刻な問題」






 
共産党生駒市後援会への募金をどうかよろしくお願いします。
郵便振替で 00900−5−275274
(加入者名)日本共産党生駒市後援会