市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2015/8月号

[季節の1枚]

アベ政治は許さない”戦争法案は廃案に、安倍首相は退陣へ追い込もう!

 安倍政権は7月16日、衆議院本会議で戦争法案を与党のみで強行採決しました。国会周辺や全国各地でこれに抗議する運動が急速に盛り上がっています。

 生駒駅でもしばしば署名・宣伝活動が行われてきました。この中で、署名を集め、ちらしを配布する運動員に対し、ときどき大声で食ってかかるおじさんがいました。曰く「自衛隊や安保条約で米軍がいるから、戦後の日本は平和でやってこれたんやないか?」

そういえば、安倍首相も国会答弁の中で「安保条約を改定したとき、日本が戦争に巻き込まれるといった批判が噴出しました。しかし、そうした批判がまったく的外れだったことは、これまでの歴史が証明しています。」と言いました。

安保のおかげで日本は平和か?いわゆる安保条約・米軍=抑止力論です。これはまだまだ根強いのです。駅で大声をあげたおじさんだけでなく、自民党支持者や保守的な国民の中にあります。どう反論し、説得すればいいのでしょうか?

共産党の志位委員長は、党創立93周年記念講演(7月18日)の中で、安倍首相のこの発言を次のように批判しています。

日本は、この70年間戦争をしていない。1人の外国人も殺さず、1人の戦死者も出していない。これを日米安保自衛隊の力によるというのは、甚だしい歴史の歪曲だ。この70年間、憲法9条を守り、平和を希求する国民の世論と運動が脈々と続いてきた。その力が歴代政府を縛り、「自衛隊は軍隊ではない」「海外での武力行使は許されない」「集団的自衛権行使は許されない」という憲法解釈をとらせてきた。憲法9条の存在と国民の平和への願い、そして9条守れという国民の粘り強い闘いが、政府の手を縛ってきた、というのが歴史の真実だ。

安倍首相のいう「戦争に巻き込まれるという批判は的外れ」ではなく、真実は安保条約によって、日本は米国の戦争に「巻き込まれて」きた。ベトナム戦争で嘉手納基地から、横田基地から、横須賀港から、佐世保港から米軍は出撃し、ベトナム人民を殺害した。アフガン戦争ではインド洋の自衛隊補給艦からの給油を受けた米軍機が多くの民衆を殺害した。イラク戦争では航空自衛隊が空輸した米兵がイラクの民衆を殺害した。日米安保によって、日本は米国の無法な戦争の根拠地とされ、戦争に協力・参加させられ、他国の民衆の殺害に加担させられた。この歴史の真実を決して忘れてはならない。

外国が攻めてきたら?駅で食ってかかるおじさんの、もう1つの論点は、「北朝鮮や中国が攻めてきたら、どないすんねん?」

志位委員長は述べています。だからといって、こちらも軍事力で対抗すれば、双方が軍事力の増強を加速し、結局軍事力対軍事力の悪循環に陥る。それは最も危険な道だ。北朝鮮の問題も、困難はあっても「6カ国協議」の枠組みに立ち返る外交努力を、関係各国と連携していくことが唯一の道だ。中国との関係でも、領土紛争をエスカレートさせない南シナ海行動宣言(DOC)を締結し、それを法的拘束力をもった行動規範(COC)に前進させるための粘り強い努力を重ねている。ASEANが現に実践している地域の平和協力の枠組みを東北アジアにも構築しよう、その土台として、日本の侵略戦争と植民地支配の反省が絶対不可欠だ。これは東北アジアにおける信頼回復の重要な土台だ。安倍政権の歴史認識はこの重大な障害となっている。

歴史の真実・大義は安倍政権にはなく、国民の側にあります。憲法違反の戦争法案は必ず廃案に追い込みましょう。
毎日新聞7/19<世論調査>内閣支持率急落35% 不支持51%

安倍内閣の支持率推移


精神障害者医療費助成、市立病院、高山第2工区など
 精神障害者への医療費助成、生駒市が来年度から、手帳2級までに拡大
精神障害者に対する医療費自己負担分の助成について、県内12市は今年4月から、精神障害者保健福祉手帳1級の人だけを対象に助成制度を始めていましたが、生駒市は来年4月からは同2級の人にまで拡大すると、7月16日発表しました。
生駒市議会は昨年10月、生駒地区精神障害者家族会(ひだまり家族会)が提出し、2級までを対象にした助成の早急な実施を求めた請願を採択していましたが、今回の決定はこれに応えたものです。
2級までの実施は県内12市では初めてのことで、障害の等級は重いほうから1・2・3級に分かれており、昨年6月末現在、生駒市の手帳保持者は1級64人、2級326人、3級101人となっており、今回の措置の1・2級で全体の8割をカバーすることになります。小紫市長は「精神障害者の生活実態を勘案して決断した」と述べています。

医師不足で病院事業会計補正予算を撤回、修正可決

6月1日開院した市立病院の産婦人科と小児科が、今年10月から県北和地区の休日夜間の救急患者を診る輪番体制に入るための予算(産婦人科は月10回、小児科は月4回担当するための費用。2012年9月当時の病院事業計画通りの輪番回数)を組んでいたが、医師不足で小児科の常勤医の確保が遅れたことから、産婦人科医が週に1回参加(10月から3月まで、夜間のべ26回、休日2回)する費用のみを含む予算案を出し直し、6月で終わるはずの会期を7月7日まで延長して、本会議で可決されました。(その後、小児科の常勤医が7月から1人見つかり、その救急輪番の予算は9月議会に) しかし休日夜間の救急体制参加は、新しい市立病院の重要課題・認可条件だっただけに、計画数をこなせる体制の早期確立が期待されます。

高山第2工区、URから譲渡の申し出
学研高山第2工区(288?)について、生駒市は工区の約6割に当たる約160?を所有するURから昨年3月、所有地を譲渡する申し出があったことを、6月12日の市議会で初めて明らかにしました。市は今年度中を目途に土地購入の可否を判断する意向。市は「放置すればURは民間に保有地を切り売りせざるをえず、URとの協議は最優先」としています。しかし市は3年前から同工区へのリニア新幹線新駅の誘致活動を進めており、充分に市民の声を反映した方針・施策が重要です。



こんにちは いずみ信丈です (その2)

          
こんにちは。いずみ信丈でございます。
私は20代の頃に抜け出すことの困難な非正規雇用を経
験し、心や身体を壊して職場を去っていく仲間を見送る
こともありました。その悔しさ、悲しさが『一人でも多
くの若者が将来に希望をもてる社会に変えたい。』との
想いに変わりました。
しかし安倍政権の政治はどうでしょうか。労働者派遣
法の改悪を行い、最長3年という限度を事実上無くそう
としています。この改正は“将来は安定した正規雇用を”
と頑張っている方々の想いを踏みにじるものです。
更には若者の命も未来も奪い去る、安全保障関連法案、
いわゆる戦争法案が7月16日に衆院にて強行採決され
ました。この強行採決に多くの国民の方々が世代や立場
を超えて立ち上がり、声を上げています。
私も一人の若者として安倍政権の暴走を食い止め、日
本の先輩方が守ってきた憲法と平和を守り抜き、日本の
伝統として後世に伝えていきたいとの想いで来年の参議
院選挙への立候補を決意いたしました。
さすがに選挙が続くと、『立て続けに立候補して大変
ね。』と声をかけていただく事があります。確かに候補
者活動は大変なことも、つらいこともあると思います。
でもそれ以上に、自分の想いを堂々と訴えることができ、
たくさんの人が受け止めて下さる。その機会を私に与え
て頂いているということ、本当に幸せな事だと思ってい
ます。感謝の気持ちを忘れずに、これからも闘い抜きま
す。どうか皆様の暖かいご支援心よりお願い申し上げま
す。
               2015年7月23日