市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2016年2月ひろみだより NO.23

あべ政治を許さない! アベノミクス」は「ドアホノミクス」浜矩子さん大いに語る


1月30日、エコノミスト・浜矩子さん(同志社大学大学院教授)の講演会に行きました。浜さんは、安倍総理の経済政策・アベノミクスを「アホノミクス」と呼び、厳しい批判を展開しておられることで有名です。(最近は頭に「ド」をつけているとも。) 浜さんは、いま私たちがしっかりと見抜かなければならないことを分かりやすく教えてくださいました。なかでもつぎのことは目の覚める思いでききました。

アベノミクスは国防費を増やすためだ―安倍総理アメリカで語った本音安倍総理は、昨年4月29日に、米国議会上下両院合同会議で演説を行いましたが、その直後に訪れた笹川平和財団アメリカ)でのスピーチで、「アベノミクスと外交安全政策は表裏一体の関係にある」、つまり、「経済を成長させてGDPを増やすことが国防費をしっかり増やしていくことにつながる」と言っているのです。これほど明確な発言は、日本では耳にしたことがありません。
安倍総理の経済政策・アベノミクスの目的は国防費をふやすためで、経済活動の目的である人間を幸せにするためではないのですね。

戦後レジーム(政治制度)からの脱却」とは、戦前に戻るということ戦後レジームから脱却して、次に何があるかといえば、自民党憲法草案に見るように、現在の民主主義と国民主権からの「脱却」すなわち、戦前の「大日本帝国」の時代に戻ることなのだと・・・これは、「ドアホ」といってすむ話ではありませんね。

浜さんのお話でますますはっきりした 安倍政権の危うさに、あらためて思いました。 
アベ政治は許せない! 安保法制−戦争法はノー!


私の一般質問
  2015年12月議会
認知症予防の施策について
国の「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の冒頭で、我が国における認知症の人の数は2012年で約462万人(65歳以上の高齢者の約7人に1人)と推計され、2025年には約700万人、約5人に1人に増加する見込みといわれています。
認知症の人や家族への対策は非常に重要です。認知症になってからの本人や家族の苦しみは大きく、社会で支えることはさらに充実させる必要があります。一方、軽度認知障害(MCI)への取り組みで認知症発症を食い止めたり、遅らせたりする予防も重視されるようになっており、その研究が日進月歩で進んでいます(次ページNHK番組参照)。団塊の世代が75歳以上になる10年後(いわゆる25年問題)を見据えて、思い切った予防対策を実施することが早急に求められています。
 生駒市でも高齢化とともに、認知症患者が増加、2017年には5000人台になると推計されています(生駒市第6期介護保険計画より)。
このような中、市長マニフェストで「日本一の認知症予防対策のまち『いこま』の実現」が掲げられ、生駒市でも予防を重視した取り組みが始まっていますが、まだ緒に着いたばかりです。

そこで、次の質問をしました。
問: 生駒市認知症予防の施策の現状と今後の方針は?
答: 現在行っている「脳若返り教室」「わくわく教室」「認知症サポーター養成」などを拡充する。

私は、「日本一認知症予防対策のまち」を目指すためには、もっと予防を重視し、「コグニサイズ(脳トレ+運動)教室の拡充」や、早期発見のための「タッチパネルを使った認知症の簡易テスト」などを提案しました。市は、今後それらも含め、さらに予防を重視していくと答えました。

問: 認知症予防のための環境づくりの方針は?
答: バリアフリー化や歩道の整備などに努め、高齢者が健康づくりできる環境づくりに努める。
私は、地域で日常的に健康づくりできるように、遊歩道や、健康器具を備えた公園、気軽に集える居場所づくりなどを提案しました。

生きいきカード高齢者交通費助成廃止?もっと市民の声を!!

1月17日のタウンミーティングで、市は「生きいきカード」の一律交付を見直す方針を示しました。
市の説明資料によれば、「高齢者の心身の状態像に応じた真に必要とされるサービスにしていく」としています。
また、健康な高齢者(介護非認定者)について、「日常の歩行や自動車での移動など、移動支援の効果は小さい」としていますが、介護非認定者も電車やバスなどで様々な活動に参加したり通院するなど移動支援を必要としています。
高齢者への交通費助成は、外出の意欲を引き出し、社会参加を促し、健康づくりに役だっています。高齢者が元気で過ごせることは、「健康寿命」をのばし、将来の介護にかかる社会的費用の減少につながります。
また、介護保険料値上げや年金引き下げなどで高齢者の生活が年々厳しくなっている中、このような助成の削減をすることは、高齢者の暮らしを圧迫することになり、「健康寿命」をのばす方向に逆行するものです。
この問題について市民に説明されたのは今回のタウンミーティングが初めてです。もっと時間をかけて、広く市民に説明し、市民の意見をきくべきです。

認知症は予防できる!
ついに分かった認知症予防への道 
NHK 2015年11月15日放映〜
最近の研究による認知症のメカニズムについての新しい発見が紹介されました。    
1 認知症は、脳内で血管の損傷、神経細胞死などの異変により脳内ネットワークが弱まることによって起こること。
2 脳内ネットワークの異変を防ぐ方法として、速歩を定期的に続けることが効果的であることを明らかにしたフィンランドでの研究が紹介されました。つまり、速歩1日30分、筋トレ、食生活の改善、記憶力トレーニング、血圧管理を2年間続けることにより、認知機能が25%向上。

このような研究成果から、MCI(軽度認知障害)ー認知症と診断される前の、正常と認知症の中間段階ーの人への対処が非常に重要であることが強調されました。今後急激に進む高齢化に向けて、認知症高齢者の増加を少しでも抑えるための施策が一層重視される必要があります。 

                 
                   
 
地域の要求たいせつに
堤防上の道路が舗装されました
先に「ひろみだより」でお知らせしていました、南消防署向かいの堤防上道路の未舗装部分が舗装されました。
この道路は、約60mにわたり道路幅の半分近くが未舗装で、夏には丈高い雑草が生い茂り、通行にも支障を来すような状況でした。
河川堤防は県が管理することになっているため、昨年2月、県の郡山土木事務所との交渉時に舗装するよう要請しました。県の回答は「市が市道認定して舗装するのは構わない」ということでした。そこで、市にその旨伝え要請していましたところ、新年早々に、舗装されました。この道路は、歩行者が多く、通行しやすくなったと喜ばれています。




                       
エレベーターがほしい!!  
東山駅平群町で署名運動
市内の各駅にエレベーターを!!

昨秋から平群町の住民の方達によって、「東山駅にエレベーター設置を求める」署名運動が取り組まれています。
東山駅は、平群町民に多く利用されていますが、生駒市民にも近大病院に通う人など多くの方に利用されています。また、駅舎は生駒市所在のため、エレベーター設置のためには地元自治体として生駒市の協力は欠かせません。
他に生駒市内の駅でエレベーター設置が求められている駅は、南生駒駅、菜畑駅、東生駒駅ですが、特に南生駒駅エスカレーターもなく、足の不自由な方や車椅子・ベビーカー利用の方などの要求は切実です。
 国のバリアフリー法でも、駅のバリアフリー化の推進が求められています。市内各駅のエレベーター設置の実現をめざして、みなさんと共に取り組んでいきます。