市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2011/7/30  ひろみだより No.3

ひろみだより 2011年7月30日

7月25日 市民福祉委員会開かれる
宇和島徳洲会病院の腎臓移植事件をめぐる報道について−

市立病院に関しては、5月の臨時議会で事業予算が可決され、建設に向けて進み始めたと思われた矢先、指定管理者徳洲会のグループ病院が絡む臓器売買事件が大きく報道されました。この事態を受け、7月25日市民福祉委員会が開かれ、市からの説明と質疑が行われました。

この事件には二つの問題があります。
① 一病院だけの問題か、組織として関与があったのか。
② 事務総長と暴力団との関係。
  徳洲会東京本部の能宗事務総長(専務理事)は、暴力団組長である坂巻容疑者と15年前から商談名目で定期的に会っていたと報道されています。生駒市の「指定管理者制度に関する指針」(2010年8月改訂)や、生駒警察署長との「暴力団等の介入の排除に関する合意書」(2006年11月17日)では、指定管理者となる団体について、「役員等が、暴力団等と社会的に不適切な交友関係(相手方が暴力団等であることを知りながら、会食、遊技、スポーツ等を共にするような関係をいう。)を継続的に有している法人その他の団体」に該当するかどうか、警察に照会することができ、該当する場合は、指定管理者にすることはできないことになっています。
能宗事務総長と坂巻容疑者の関係が、このような関係に当たるのかどうか、確認する必要があります。

私は、市民福祉委員として、上記②について市にただしました。 市は、この合意書等は庁内で徹底していなかったため、照会はされなかったと、不備を認めました。また、市長は、現在この事件は捜査中であり、来月早々には起訴・不起訴が決定され事実関係もある程度明らかになると思われるが、その時点で明らかになっていなければ照会を検討したいと述べました。 市立病院の一日も早い建設は市民の悲願であり、日本共産党はそのために先頭に立って運動を進めてきました。しかし、市民が安心してかかれる病院を建てるために、この問題をうやむやにすることはできません。市に対して、事実関係を早急に調査するよう要望しました。