市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

ひろみだより 2013/4月号 No.11 その1


                  
3月議会でこんなことが決まりました
平成25年度予算

一般会計
「スマートコミュニティー推進奨励金(5000万円)については、問題ありとして、これを削除する修正案が出され、賛成多数で可決されました。
「スマートコミュニティー」とは、「環境配慮都市」とも呼ばれ、街全体の電力の有効利用や再生可能エネルギーの活用などを複合的に組み合わせた社会システムで、エネルギーを賢く(スマートに)活用しようとする街。
この案は、白庭みなみ丘の新築一戸建て50戸(販売価格約5000万円?)を売り出す企業に、1戸当たり100万円の補助をするもの。市は「要綱」で進めようとしていましたが、一般の太陽光発電や住宅の省エネ改修などに対する補助と比べて多額で、公平性に欠ける、市の環境施策全体の中での位置付けがあいまいなど、市民の理解を得られないとして、日本共産党はこれを削除する修正案に賛成しました。
その他は原案通り可決されました。主なものは次の通りです


(省エネ・自然エネルギー関連)
・ 私立保育所省エネルギー化推進補助(エアコン、冷蔵庫、照明器具等の省エネ対応機種に変更など)(約2261万円)
・ スーパーエコスクール実施事業(1500万円)(鹿ノ台中学校の改修に伴い、省エネ、創エネ、蓄エネで年間エネルギー消費を実質ゼロにするゼロエネルギー化を目指す実証事業)
・ 自然エネルギー等活用補助事業の拡充 (3700万円)
・家庭用燃料電池エネファーム)設置補助(10万円x50件)
太陽光発電システム設置補助 (10万円x300件)
−対象を専用住宅から全ての建築物に拡充
・雨水タンク設置補助 (2万円x100件)
省エネルギー改修補助事業(既存住宅の ①窓 ②床・天井・ 壁の断熱改修工事に、費用の3分の1を補 助(上限50万円x20件)


(子ども子育て関係)
 ・病児保育実施補助(50名/年)(935万円)
 ・南こども園整備事業(設計費約4800万円)
(文化関係)
 ・ 生駒駅北口前に図書館開設(約1億7523万円)
 ・ 生駒ふるさとミュージアム開設(約3810万円)
(防災・安全)
 ・ 消防署北分署の新築移転(約5億3728万円)
 ・ 通学路の安全対策(2200万円)
(その他)
リニア中央新幹線関連調査業務(900万円)


竜田川の桜

特別会計

・ 病院事業会計予算は、約15億円の病院建設事業費を計上するもので、賛成多数で可決。
一方、市立病院の指定管理者徳洲会を巡る報道に関連して、「生駒市立 病院に係る事務事業を一時休止することを求める決議」が提案されましたが、賛成少数で否決されました。
日本共産党は、反対討論で「報道でいわれていることが事実かどうかを確かめることは必要だが、不確かなことに基づいて事業を休止することには賛成できない」として、決議案に反対しました。)

・ 水道事業会計予算案から「(仮称)生駒の水スポット」整備事業費420万円を削除する修正案を可決。(日本共産党は、修正案に賛成)

・ 国民健康保険特別会計後期高齢者医療特別会計介護保険特別会計には問題ありとして、反対しました。

条例の制定・改正(主なもの)
①「生駒市空き家等の適正管理に関する条例」の制定
 (空き家等が老朽化などによって倒壊のおそれがあるような場合に、市は必要と認める最低限の措置を講ずることができる)

②「生駒市水道事業条例」の一部を改正
 (市が受けている県営水道の値下げに伴い、市の水道料金も値下げするもの。一般標準家庭で、約190円/月の値下げ)

③「生駒市まちをきれいにする条例」の改正
 (勧告に従わない者の氏名の公表と2万円の過料を追加)

④「生駒市交通遺児奨学金支給条例を廃止する条例」の制定
 (自賠責保険など民間の保険が充実し、利用者が少ないため廃止)


  ・・・・・日本共産党は、①②に賛成、③④には反対しました。