市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

ひろみだより 2013/4月号 No.11 その2

私の一般質問

こども園の計画について

昨秋、市は保護者や関係者への説明もなく、唐突に計画を発表しました。2月にようやく開かれた保護者説明会では、戸惑いや不安・疑問の声が多く上げられ、市の説明が求められていました。そこで、次のような質問をしました。

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問:南幼稚園、みなみ保育園ともに老朽化と耐震性不足のために一体化して建て替えるという計画の根拠とその費用は?

答:南幼稚園は築38年、みなみ保育園は41年で早晩建て替えが必要になる。南幼稚園は早急に耐震化が必要だが、鉄骨造りのため鉄骨以外は取り替えるという大がかりな工事になり、費用は約1.7億円かかる。建て替えの費用は約2.8億円で、耐震化を含む場合は国の補助が1/3〜1/2出る。保育園の場合は国の補助は出ない。そのため、南幼稚園を建て替え、保育園を併せた「こども園」にするのがよいと考える。幼保一体化でよりよい就学前教育を目指し、保育所の待機児童解消も図れる。


南幼稚園

問:幼稚園の児童減少と保育園の待機児童の増加に対応するというが、生駒市では年少者数は増えている。また、保育所の待機児童は、0−2歳児が8割以上であり、その定数を増やさなければこども園をつくっても解消できない。そのための保育士を増やすなどの財政的裏付けはあるのか?

答:保育所の定数は変わらないが、3−5歳児は少なくなっている。幼稚園の開き教室を有効に利用して、低年齢児の受け入れを増やす。保育士の増員はこれまでも抑制していないしこれからもしない。

問:幼保一体化すれば、300人規模の施設になり、多様な年齢や時間の過ごし方をする園児が生活することになるが、必要な室・施設のための敷地は十分か?

答:南幼稚園の敷地は約4000㎡あり、過去に400人の園児を受け入れたこともある。園舎を2階建てにすることで、園庭も広くできる。園庭の国の基準は800㎡だが、当園は今でも1000㎡ある。
  現在市内で300人規模の幼稚園は、生駒台幼稚園(312人)であるが、敷地は3900㎡。ここも耐震性、老朽化の問題あり、建て替える。2階建ての園舎については、市内の他の幼稚園や保育園でも2階建ての所はあり、問題はない。

問:園の周辺道路は狭く、交通量も多い。送迎の車などが多くなると危険だが、対策は?

答:みなみ保育園の送迎車は、引き続き南コミセンの駐車場を利用する。確かに朝の通勤時間帯は交通量多く、歩道も十分確保されていないので、安全対策については関係機関と十分検討して対応したい。路側帯、横断歩道など今からでもできる対策をとる。
みなみ保育園

問:幼稚園教諭や保育士の労働環境は大きく変わるが、労働強化にならず、余裕をもってこどもに接することができるような体制を考える必要があるがどうか?

答:幼稚園教諭と保育士の両方の資格をもった教諭を配置し十分行きとどいた保育ができるようにする。幼稚園教諭は交代制になるため今よりは労働時間は延びるが労働強化にはならない。

問:昨年8月に可決された「新認定こども園法」と「南こども園」との関連は? いずれ認定こども園に移行する考えはないか?
答:公立の場合認定されても財政補助なくメリットないので、今のところその考えはない。




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「南こども園」の計画は、園舎の耐震性不足と老朽化のため建て替えを迫られていることと、今後見込まれる幼稚園児の減少と保育所児童の増加に対応するためとされています
が、これらは本来別の問題です。

低年齢児の定数を増やし(保育士増も抑制せず)待機児童の解消につなげる
との市長の回答を得たことは収穫です。

「南こども園」の設計は来年2月からの予定です。懇話会などで専門家や現場関係者、保護者などの意見が十分に汲み取られ、施設・保育内容の両面でしっかりとした計画が立てられ、こどもたちの保育環境が守られるように、注視していく必要があります。    
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地域の要求大切に

萩の台駅ロータリー前道路

ゼブラゾーンの白線が消えかかっていてどこに停めていいか分からない」とのお声を自治会長さんを通じて市に届けました。

そして、このようにきれいになりました。