市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2016/6月号


5/28奈良市民連合参院選勝利決起集会(100年会館)
全国32の1人区全てで野党統一候補実現へ

奈良選挙区は前川きよしげ氏比例区日本共産党

     
日本の国会議員選挙史上、画期的な事態が進行中です。

小選挙区制」という制度は、定員1名の選挙区を多数作って、自民党共産党など少数政党を締めだし、自ら圧倒的多数の議席を占有するために、強引に導入した制度ですが、これにより自民党は選挙の得票率が低くても圧倒的多数の議席を占めてきました。

ところが、昨年の安保法制(戦争法)反対の強大な国民運動を背景に、「野党はバラバラをやめて、共闘せよ」の声が全国を駆け巡り、ついに「自公とその補完勢力」対「4野党プラス市民・国民」の対決構図が鮮明となり、7月の参院選挙で全国32ある1人区(定員1名の小選挙区)のほとんどすべてで野党統一候補が実現する見通しとなりました。自民との一騎打ちで自民に勝利する可能性が生まれてきたのです。

この事態は、ここ数年吹き荒れた「2大政党論」(政権選択は自民か民主か、で共産はカヤの外)の破たんを示すものであり、古くは「社公合意」自体の完全な破たんです。

「社公合意」とは1980年1月の、当時の社会党公明党間の「今後は共産党を排除する」という合意です。これは1970年代に共産党衆議院で39議席を占め、東京・大阪・京都に社会党共産党を与党とする革新自治体が次々と生まれて、公害防止や老人医療費など優れた地方政治を行い、社共統一戦線に対する国民の信頼が高まりました。

このことに保守本流は危機感を強め、社会党を右傾化させて共産党から引き離すあらゆる工作を強め、ついに「社公合意」を結ばせ、それ以降社会党は右転落や分裂・離合集散を続け、共産党と共闘することはなくなりました。「社公合意」は、共産党を孤立化させる決定的な役割を果たしてきました。

あれから36年、今や共産党は「カヤの外」ではなく、野党共闘の中心的存在として政権構想も提起しています。この共闘は、単なる野党間の合意ではなく、国民・市民連合のこの1年以上にわたる粘り強い大衆運動を背景にした強力なものです。

民進党日本共産党社民党、生活の党の野党4党の書記局長・幹事長は5月13日、5野党党首合意(2月19日)を具体化する5回目の協議を行いました。
協議では 1参院選1人区で最後の1つまで候補者1本化へ努力する。2今国会で13本の法案を共同提出し、政策的一致点を拡げる。3解散・総選挙に備え、衆院選でも4党が出来る限りの協力を行う。4沖縄県議選には翁長県政を支える立場でのぞむ。の4点を確認しました。

奈良県統一候補は 前川きよしげ氏
奈良県民進、共産、社民、新社会の4党は統一候補として前川きよしげ氏を推すことで合意、5月28日に100年会館で参院選勝利大決起集会が開かれ700人が参加しました。
関西大法学部卒、53歳、弁護士。参議院議員2期12年。民進党現職。
(写真は5月16日、前川氏・4党・市民連合の調印式)

日本共産党生駒市後援会総会
 5月29日、生駒市後援会総会が2年ぶりにたけまるホールで開かれ、62名が参加しました。

 参院選奈良選挙区予定候補前川きよしげ氏から、メッセージが寄せられました。
 来賓として、いずみ信丈参院選比例区予定候補、浜田けいすけ市議団長の挨拶がありました。
 総会は、活動のまとめ・参院選挙の方針・会計・人事など審議され、承認されました。
 ついで細野歩日本共産党奈良県委員長から、参院選の情勢と闘う方針が詳しく話され、後援会員のみなさんの協力を訴えました。
 最後に、ケイ・シュガーさんがピアノ弾き語りで美しい歌を披露されました。

 承認された人事は、会長・池田順作、副会長・正木陸稔 会計・高橋進 世話人・(北)辻本英子、(中北)森恵子、(中)正木陸稔、(東)桑内美智雄、(南)池田弘子、の計7名です。


壇上は細野委員長


歌うケイシュガーさん



NHK受信料裁判官を忌避したが却下される
 元生駒市議の宮内正厳さん(壱分町)が、NHKの報道があまりに政府寄りで放送法4条に違反しているとして、受信料の支払いを留保している件で、NHKから訴えられている裁判の第2回口頭弁論が5月13日奈良地裁で開かれました。
 しかし、森川裁判長は被告(宮内)側に十分な主張・立証の機会を与えることなく、わずか2回の口頭弁論で終結させようと次回の判決日程を述べようとしたので、被告弁護団は直ちに強く抗議し、公正な裁判を受けられないとして、森川裁判官の忌避を申し立てました。
 しかし、5月24日裁判所は、この忌避申し立てを「理由がない」として却下しました。弁護団は大阪高裁に「抗告」しています。
 この裁判は宮内さんだけの問題ではないとして、「NHK問題を考える奈良の会」は、裁判支援のためのカンパを呼びかけています。ご協力ください。
裁判後の報告集会(5/13奈良地裁

裁判支援カンパ(郵便振替で)
【口座番号】00990-5-331216
【加入者名】NHK問題を考える奈良の会



子ども医療費助成が8月から前進
 子育て世代の強い願いである子ども医療費助成制度が、今年度の奈良県予算で大きく前進しました。生駒市も3月市議会で、小学校就学前までが対象であった通院が、中学校卒業(年度末)まで拡大されました。保護者は医療機関窓口でいったん医療費自己負担分全額を支払った後で、一部負担金(500円/1医療機関/1カ月)を差し引いた分が個人の口座に振り込まれます。(入院はすでに中学校卒業まで拡大。自己負担は14日未満500円、14日以上1000円負担)

☆東地域の楽しいつどい
東地域は、2か月に1回程度のつどいを行っています。今回は5月17日、浜田市議も参加しました。初めに大門みきしさんのDVDを見た後、選挙の話しとなり「全国で統一候補が次々と出ている。こんな選挙は初めてやな〜」「18歳から選挙権。孫が18歳で、どのように選挙のこと話したらいいか、でも孫は安倍はあかんと言ってる。」「上等や〜」(笑)「学校で政治のことは教えない。家でも政治の話しはしないな〜」「政治の話しはタブーになっているようだ」「新聞も読まない人が増えてるし、ネットなどで情報を得ているようだ」など。

 イギリスへ語学留学に行ってる娘さんのある方より「イギリスでは、授業で難民のこと、熊本地震のこと、ISのことなどを英語で話し合う学習方法で、自然と世の中のことに関心を抱く教育内容になっている。日本での英語学習とは違う」と言われました。

 またある人からは「娘が職場で管理職になっていて、部下の若い人が代休を要求したことに娘が不満を示していたので、私はそれは当然のことよ、と言った。娘も企業の考え方になっているようだ」

 その後、子育ての話しになり、先日辻町のマンションで衣装ケースに入れられた子どもが亡くなったことで、親は虐待ではないと言っているが、こうすれば子どもは死ぬかもしれない、という想像力がなくなっているのかな〜。

 最後にSさんのギター伴奏で、みんなで唱歌を歌いました。Sさんから、歌は3番まで歌うことで意味がわかることがあると言われ、例えば「浜辺の歌」は1・2番だけだと、浜辺を散歩している歌かなと思うけど、3番には「病みし我は」が入っていて、これは結核療養所にいた人が作った歌なのです」と
教えていただき、ただ歌うだけでなく、その歌の持つメッセージもわかりました。
 こうして、おしゃべりあり、歌ありと、楽しいつどいとなりました。最後に参加者より、「共産党のビデオがいい。他には見られないから」「歌があってよかった〜」でした。(坪田)


共産党生駒市後援会への募金のお願いです郵便振替で 00900−5−275274 
(加入者名)日本共産党生駒市後援会