2016/2〜3月号
[季節の1枚]
戦争法が今年3月に施行されると
「自衛隊が殺し殺される」危険が現実に
志位委員長が2月4日予算委員会で追及
昨年、安倍政権が強行した戦争法は、この3月から施行されますが、これによって自衛隊員が実際に「殺し、殺される」危険が迫っています。1つはアフリカ・南スーダンPKO活動の現実です。
南スーダンは、アフリカ大陸の中央に位置する国で、5年前にスーダンから分離・独立しました。国連はスーダンの平和と安全の定着を目的に南スーダンPKOを設立、日本の自衛隊もこれに参加、現在自衛隊員約350名が派遣されています。
この部隊に安倍政権は新たな任務、「安全確保業務」と「駆けつけ警護」を付け加えました。さらに、正当防衛の場合だけでなく、任務遂行のための武器使用、即ち「業務を妨害する行為を排除」するための武器使用もできるようにしました。
かつての国連PKOは、1990年代前半までは、国連の大原則である内政不干渉、中立を尊重した活動を行ってきました。即ち、内戦が終わって停戦合意がされている国に、紛争当事者すべての合意を得て、中立の存在としてPKOが展開する、いざ停戦が破れて内戦が起こったら撤退する、これが基本でした。主要な任務は停戦合意を監視することでした。
ところがこの任務に大激変がおきました。1994年、アフリカ・ルアンダで内戦がおき、政権側が大虐殺を引き起こしました。これより、PKOが「保護する責任」という考え方が出てきました。重大な人権侵害がおきれば、国連は中立性を失おうとも、内政干渉になろうとも、武力を行使してでも住民を保護するというのです。こうして、現在では武力を行使して「住民保護」することがPKOの主要任務になっています。
自衛隊が参加している南スーダンの現実はこうです。2013年12月以来、大統領派と副大統領派の武力衝突が起こり、住民を巻き込んで激しい内戦状態になっています。数千人が殺害され、240万人が家を追われています。
安倍政権は、自衛隊が国連PKOに参加するさいには「PKO参加5原則」すなわち「停戦合意の成立、すべての紛争当事者の受け入れ同意、中立的立場、いずれかが満たされない場合の撤収、武器使用は正当防衛に限定」を順守し「憲法9条で禁じられた武力行使を行わない」としてきました。南スーダンの現状認識を問われた安倍首相は「武力紛争が発生しているとは考えていない」と答弁し、中谷防衛相も「派遣の前提となる5原則、これは維持されている」と全く現実を見ない答弁を繰り返しました。
これまでは自衛隊員は一発の銃弾も撃たず、1人の死者も出さないできました。しかし、昨年強行された戦争法の1つ、改定PKO法によって任務が拡大され、自衛隊員が住民に発砲する危険が迫っています。すでに南スーダンPKOの要員から36名の死者が出ています。自衛隊員の犠牲者が出る危険が迫っています。自衛隊は南スーダンから撤退し、戦争法は直ちに廃止されなければなりません。
生駒市が高山第2工区を、URから3億4千万円で購入へ
生駒市は学研高山第2工区の約6割を占める都市再生機構(UR)の所有地について、10年前の「白紙撤回」を撤回し、3億4千万円で購入するとし、19日開会の臨時市議会に提案しました。議会は6日間の日程で、24日にも採決の予定で、承認されれば2月中にもURと仮契約するという。
第2工区は、県・市・URが1994年に2万3千人の大規模ニュータウンとする計画だったが、公約に「白紙撤回」を掲げた前市長の就任で、URは2007年に事業を中止しました。小紫市長は、2月9日の荒井知事との会談で、県の理解が得られ協力いただける見通しがついた、としています。
しかし、提案から採決までわずか6日というやり方、また市民そっちのけでこの重大な問題を進めるという姿勢、購入した後どのようにこの土地を活用するのか、19日の予算委員会でも「これから検討する」というのが市側の答弁で、今後いったい何億円を投入することになるのか全く不明で、それは市民の税金ではないか、市民に何の説明もしないのか、など重大問題が山積です。しっかり追求しましょう。
関西文化学術研究都市高山地区第2工区のUR所有土地取得予算が本日可決されました(平成28年2月24日) | 生駒市公式ホームページ
市民懇談会で、高齢者への生き生きカード見直しは当面撤回と発表される
2月13〜14日、市議会主催の市民懇談会が「ごみ問題を含むこれからの生駒のまちづくり」をテーマとして行われました。
「ごみ問題」で市民から出されたことは、有料化をやめて無料に戻してほしい、箕面のように年間20枚くらいは無料配布を検討してほしい、大型ごみ1つ300円は高すぎる、傘1本でも300円はひどい、無料になった紙おむつや紙パンツはそれ専用の指定袋を支給してほしい、透明袋では出しにくい、燃えるごみ袋の中に紙類や衣類やペットボトルなど分別回収できるものが混ざって出されている、燃えるごみを減らすためには、こういう分別の習慣がない市民がまだまだいることを考えて生駒市は市民への啓蒙活動を繰り返し粘り強く行っていくべきだ、等。
「ごみ問題」のほかに、高齢者への生き生きカードの支給は廃止せず続けてほしい、などの要望が出されました。これについては、中谷尚敬市議会議長が最後に発言し、市長は高齢者への交通費助成の見直しについては、3月市議会へは提案せず、平成28年度は現行通り継続すると言明したと報告しました。
1月のタウンミーテイングでの市民の批判を受けた形ですが、市長の問題提起がいかにも拙速で熟慮が乏しい、という感は否めません。
(投稿)早春の里山歩き いこまい会 溝川牧雄 朝ドラ「あさが来た」の主人公あさと五代が、堂島で旗振りを見たシーン。 これは米相場をいち早く京都へ知らせる旗振り通信。 堂島⇒旗振山(交野市最高峰)⇒千鉾山(京田辺市最高峰)⇒京都天王山。 わずか4分で情報が伝わったそうな。 いこまい会(生駒山系のハイキング会)では、 早速1月例会(23名参加)で、旗振山と千鉾山を歩き、 早春の里山古道歩きを楽しんだ。 2月例会(21名参加)は生駒北部の主要古道を歩いた。 かいがけ道・天王道・高山伊勢街道・南山城道。 途中で高山城址と竹林園散策。 最後は精華町の最高峰嶽山(たけやま)。 3月例会(第一火曜日)1日は、幻の草香(くさか)超え (生駒の英雄ナガスネヒコが神武軍を撃破した場所・伝)に挑戦。 興味ある方はご連絡を! TEL0743-79-1735 |
(投稿)ららまつり 森 恵子 第7回ららまつりが、2月13日10時半から14時までセイセイビルで行われました。 生駒の環境を良くしたい多くの団体や障害をもつ弱者への支援団体、 高齢者支援等多種多様な団体と多くの法人団体等、 「ららぽーと」に登録された63団体の中、当日は59団体が参加しました。 地道な活動を生駒市民のみなさんに知ってもらう目的と、 活動団体が一堂に会して交流を深めようという目的でもありました。 各ブースは展示と対話、又は体験コーナーを設けて実施しました。 フリーマーケットは女性に好評です。 市民ホールでは手作りパンや菓子の販売、昼食もでき、 コーヒーコーナーもあり売り切れも。 スタンプラリーは親子連れでスタンプ集めに熱中。 各コーナーを廻り大賑わいでした。 タケマル君もセント君も会場を盛り上げてくれました。 市民のために何か役に立ちたいと思っている方、見つかるかもしれませんよ!! |
第2部は落語を楽しみました。
(写真、壇上は宮本議員)
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