市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2014年10/11月ひろみだよりNO.18


9月議会より

9月議会では、平成25年度一般
会計と特別会計の決算審査が行われました。日本共産党は、一般会計と、介護保険国民健康保険後期高齢者医療の特別会計は基本的な問題を含んでいるとして、反対しました。その他病院事業会計などの特別会計には賛成しました。
 また、条例の制定・改正、意見書、請願書の審議が行われました。主な議案と採決の結果は次の通りです。
1.議員の定数を定める条例の改正(24人を20人に削減する案)・・賛成5:反対18で否決。
日本共産党は、次の理由で反対しました。
市民にはそれぞれ異なる立場・考え方・意見があり、議員はそのような市民の代表として、議会で市民のいのちや暮らしに関わる重要な議案を審議します。従って、議会は、市民の異なる意見・考え方を反映するための一定数の議員を必要とします。
市の人口は、1971年の市政施行時の約3.7万人から、現在の約12万人に増えましたが、議員定数は当初から24人のままです。


生駒市議会は、昨年議会基本条例を全会一致で定め、議会改革を推進しているところです。この条例で、議会はその行政監視・政策立案・市民の意見の市政への反映などの機能を一層高めることが求められていますが、議員数削減はこの方向にも反するものといえます。
委員会での質疑の中で、提案者が挙げた理由は、すべて根拠なく、十分な検証を経たものではないことが明らかになり、当初賛成だった委員も反対に回らざるを得なくなりました。

2.「刑事裁判における捜査機関手持ち証拠の全面開示を求める意見書」(日本共産党提出)
・・賛成16,反対7で採択。

3.次の請願書と意見書は全会一致で採択されました。
精神障害者に対する福祉医療制度の適用を求める請願書」
「危険ドラッグ」の根絶に向けた総合的な対策の強化を求める意見書」
 

私の一般質問
−通学路など道路の整備と管理について−
登下校中の児童の列に車が突入
し、死傷者が多発する事態を受けて、平成24年に通学路の緊急合同点検が行われました。その後も毎年合同点検と整備が行われ、信号機の設置、路側帯のカラー舗装、歩道橋の改善など、安全の確保が図られました。また、今年6月に策定された「通学路安全対策プログラム」に基づいて、教育関係者、市・県の道路関係者、警察・地域代表などによる取組が進められています。
そこで次の質問をしました。

問:通学路の点検・整備の現状と、今後の方針、計画はどうなっていますか?
答:毎年5月に合同点検し、各関係者間が連携して対応策を検討し、予算措置を行っている。道路の改修や拡幅など必要な場合は、他の計画と合わせて行う。

・・・国道308号線は非常に狭く危険なので、側溝に蓋をするなどして歩行者空間を広げること、また、南生駒の南都銀行からイオン前の「波うつ」歩道などの改善も是非この機会に進めるよう要請しました。この歩道は通学路点検でも指摘されており、県とともに改善に向けて取り組んでいくとのことでした。

問:通学路の草刈りが遅いとの苦情があり、早くしてもらうように要請する中で、道路管理部署に

通学路の情報が共有されていなかったことが分かりました。通学路の情報はすべての関連部署で共有し、適切な管理をする必要があるのではないでしょうか?
答:今後は、関連する部署で通学路の情報を共有し、連携して進める。
問:「歩行者空間整備ガイドライン」のねらい、市の都市計画マスタープランなど他の計画との関連はどうですか。
答:このガイドラインでは、市が管理する道路について歩行者が安全に歩ける空間の創出・整備を検討する。都市計画マスタープランはまちづくりという視点がメインとなっており、将来的・長期的な視点では接点がある。

・・・市民の生活スタイルの変化に対応して、遊歩道やそれにつながる公園などの歩行者空間を整備し、生活の質を高め活性化するようなまちづくりをめざすことを要望しました。
悪名高い「波うつ歩道」(南生駒)


「暮らしのアンケート」
要望がいっぱい寄せられました
日本共産党奈良県議団からお願いしました「暮らしのアンケート2014夏」に対して、10月始めまでに奈良県下で約3,150人(内生駒市民約400人)の方々から回答が寄せられました。各回答には国政問題から県政・市町村政にかかわる要求をはじめ、道路・歩道の改修、河川整備、防災、近鉄駅整備など、身近な要求がビッシリと書き込まれていました。奈良県議団は9月24日「暮らしを守る緊急要望書」を奈良県知事宛に提出しました。
日本共産党生駒南支部では、回答をお寄せいただいた方々を訪問し、ご要望の内容を確認して関係先に問い合わせるなど、取組みを始めています。この中には、前から取り組んできているものも含まれていますが、改めて現状を確認し、早急な解決をめざしていきます。近々、県土木部や近鉄への要請も計画しています。
生駒南地域に関しては次のようなご要望が寄せられています。


(道路・交通など)
                       

                    
南生駒駅周辺
南都銀行−イオン前・歩道が所々傾斜していて危険。   
・神田橋の横断歩道が渡りにくい。        
・OK東側出口向いにミラーを。
・交差点脇の植栽が大きく見通し悪い(夜間は点滅信号のため危険。)            
竜田川・堤防上の道路?雑草を刈って、整備して遊歩道にしてほしい。
・防災のため浚せつをしっかりと。              
南消防署ー青山台間車道   
住宅地から道路に出る細道―こどもの飛び出しへの対策を。
小瀬町内 暗い所が多いので街灯を増やして。     

              
壱分町
往馬神社北東三叉路に一旦停止ラインがほしい。

阪奈道路へのアクセス道    
.朝の通勤時、土・日の渋滞緩和を。
 
.                
有里町有里川沿いの道路   
.暗いので街灯を増やしてほしい。     

.                  
萩の台住宅地・全体に道路の舗装が傷んでいる。
・長い信号待ちをなくしてほしい。
・ミラー設置が必要な所がある。
・矢田丘陵斜面の山崩れが心配。


 
近鉄関係)                       
                
東山駅        
足が悪いので、エレベーターがなくエスカレーターも上りのみで困る。以前は下りにも切り替えられたが、駅員一人になって事故時の対応できないため切り替えてもらえない。 

 東山駅エスカレーター

              
                
南生駒駅       
ホームから直接出入りできるようになっているが、切符の人のみで、定期券・回数券・乗り越しの場合は、下の改札を通るため階段を使わねばならない。ベビーカーを抱えて階段の上り下りは危険。       


                
萩の台駅      
・駅員がいないときが多く、問題が起こったときに困る。(エレベーターが止まって足の悪い方が困っておられたとか、急病人が出て、対応に困ったなどの事例をきいている。)
・ホームの水道蛇口を使えるようにしてほしい。           


2015年4月から家庭ごみ有料化
本当にこのままの実施で良いの?!                
来年4月実施をやめて住民参加でみなおそう!!
今年3月の議会で、家庭ごみ有料化の議案が、12:11の僅差で決まりました。議員に提案後委員会審査までわずか半月、市民に内容を十分説明し意見をきく時間もなく、議決されてしまいました。 市民の間では、「消費税も上がり、生活もたいへんな中これ以上負担が増えるのは困る」「大型ごみ300円は高い、不法投棄が増える」「生ごみ対策などもっと研究すべき」などの声が上がっています。
こんな中「家庭ごみ有料化4月実施やめての会」が立ち上げられ、12月議会に向けての請願署名が取り組まれています。

家庭ごみ有料化に疑問をおもちの方は、こぞって署名にご協力ください!