市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2015年1/2月ひろみだより NO.19

新しい年に

昨年暮れには、衆議院の「大義なき」解散、総選挙が行われました。日本共産党は、8議席から21議席へと大躍進し、議案提案権を得ることができました。「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治を転換する政策」の訴えが国民の評価を得たといえるでしょう。「自民圧勝」と評価する向きもありますが、事実と違います。自民党議席を減らしています。自民党比例代表での得票率は33%であり、多数の議席を得たのは、大政党有利に民意をゆがめる小選挙区制によるものです。
自民・公明両党は合わせて3分の2以上の議席を確保し、国民から信任を得たとして、様々な政策を強力に推進していこうとしています。消費税10%、アベノミクス集団的自衛権原発再稼働、沖縄新基地建設―どれをとっても、国民多数の意思に背くものばかりです。それを強行するならば、大きな矛盾が噴き出すでしょう。


雪舞う長谷寺の寒ぼたん

日本共産党の志位委員長は、選挙後の記者会見で、国会で躍進した力を生かして一致点にもとづく共同を発展させ、安倍政権の暴走を止め、日本の政治を変えるために全力をつくします、と語っています。
今年は一斉地方選挙の年です。この選挙で示される民意は、国の動向にも大きく影響します。また、国の悪政から住民を守る防波堤としての役割を果たすことができるような地方自治体にしなければなりません。そのためにも、一貫して住民のいのちとくらしを守るために働く日本共産党を大きく伸ばしていただきますよう、市民の皆さんの一層のご支援をお願いいたします。


議会より 
 
―11月臨時議会

市長・議員など特別職の期末手当引き上げ

  15:8で可決、日本共産党は反対   今回の条例改定は人事院勧告に基づくものですが、現在の一般社会の状況からみて、議員等の期末手当の引き上げはするべきではないと考え、日本共産党は反対しました。 


行政コスト削減のために議員の定数を減らすべきと主張していながら、議員等の期末手当の引き上げに賛成した議員(市民派クラブ)の態度は全く矛盾したものです。

―12月定例議会
                                       
「家庭ごみ有料化の4月実施やめ、市民参加で見直すことを求める請願書」・・・10:13で不採択

請願書は、4,472筆の署名とともに提出されましたが、小差で不採択となりました。昨年の3月議会で有料化に反対した議員の一人(桑原議員)が、今回の請願書に対しては反対に変わりました。 

賛成   上原、浜田、竹内(日本共産党

 山田正、井上、樋口清、中浦(仁政の会)

 白本、吉村(凜翔絆) 塩見(無会派)  
反対   下村、恵比須、成田(公明党)、桑原(凜翔絆)

 有村、吉波、沢田(生活・市民ネット)

 角田、山田弘、樋口稔(市民派クラブ)

  山田耕(維新の党)、伊木、西山(無会派)
                         

紹介議員になった日本共産党議員団としては、このような結果になり、本当に残念です。 署名活動に奮闘していただいた市民の皆さんの思いを必ず市政に反映することができるように、今後もがんばります。



市民の負担増やす条例改定つぎつぎ!
市立幼稚園の保育料改定 今年4月から本格施行される「子ども・子育て支援新制度」では、国が定める基準を踏まえて各市町村が保育料や基準などを条例で規定することになりました。幼稚園の保育料は、これまでの一律負担から保護者の所得に応じた応能負担となります。市の説明資料の保育料表では、平成27年度は段階的に緩和措置があるものの、平成28年4月から、平均的な所得の層で大きく値上がりすることが予想されます。このことから、日本共産党は反対しましたが、他の議員は全員賛成しました。

RAKU-RAKUはうす、
金鵄の杜倭苑 利用料値上げ公平な受益者負担のためといって、これまでの無料から200円に値上げが提案されました。経費を補うためといいますが、値上げによる収入はわずかであり、そのことによって利用者が減れば本来の目的が削がれることになります。このような市民の負担を増やすやり方には賛成できないとして、日本共産党は反対しましたが、他の議員は全員賛成しました。


私の一般質問

〜南部地域のまちづくり計画についてききました〜

1 生駒市都市計画マスタープランに照らして、南部地域のまちづくりの現状をどう評価しているか、また、今後の具体的な整備計画についてききました。 

市は、市道や通学路の安全対策、空き家・空き地問題の検討交流会、市民自治協議会への取り組みなど、着実に進んでいると評価している、県管理の道路・河川の整備は県によって鋭意進められていると答弁しました。

私は、県管理の道路・河川の整備は遅れているので、市としても県に強く進言するよう要請。市は、進言すると共に地元調整など協力すると答弁しました。



2 南生駒駅を中心とした地域のバリアフリー化について、市の計画をききました。

  市は歩道の整備計画を策定し、歩道のバリアフリー化をしているが、南生駒駅駅舎については、現在、近鉄との協議が整っていないと答えました。

近年、県などと連携して着実に進められている通学路整備の例にならって、バリアフリー化を重点施策として掲げ、県・地元と連携し、地域のまちづくりを進めるよう提言しました。



要求の実現に向けて
近鉄と交渉しました
昨秋、日本共産党が行った「暮らしのアンケート」に寄せられた様々な要望のうち、近鉄に関するものについて、昨年11月、日本共産党奈良県委員会と奈良県議団、同地方議員団は近鉄に対し要望書を提出し、交渉しました。
 生駒市内の駅については次のような点について、回答を得ました。

南生駒駅エレベーター設置を―
ホームから出入りできるようになっているが、切符の人だけで、定期券、回数券、乗り越しなどはできない。ベビーカーや足の悪い人が困っている。
バリアフリー新法では、乗降者数3千人以上の駅はエレベーター設置が義務づけられている。南生駒駅は、約5千人で対象となっており、ホームの障がい者用出入り口はエレベーター設置までの過渡的措置である。しかし、同等以上の駅は多数あり、どの駅を優先するかは地元自治体との協議など、今後の検討課題となる。
萩の台駅 駅員のいないときの対応を―
⇒トラブル時はインターホンを押す(生駒駅に通じる)か、列車乗務員に通報すれば対応する。
ホームの蛇口を使えるように―
⇒衛生上の問題と、盗水、悪質ないたずらなどあり、止めている。係員に連絡すれば対応する。


東山駅エレベーターを設置してほしい―
東山駅の乗降客数は1日約3.5千人でバリアフリー法によってエレベーター設置が義務づけられている。しかし、同等以上の駅が多く、どの駅を優先的にするかは地元自治体との協議で決まる。スペース的には問題ない。(以前はスペースの関係でできないとの回答でしたので、今回新しい回答を得たことは収穫でした。)
エスカレーターを下りも運転してほしい―
⇒一基のときは原則として上りのみだが、下り希望の人はボタンで連絡いただけば、少し時間かかるが対応できる。

近鉄関係以外でも様々な要望が届けられています。すでに実現に向けて取り組んでいるものもありますが、要望ごとに市や県、警察などへの要請を行っていく予定です。



1月2日雪の長谷寺へ初詣