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市長の知事選立候補にともなう辞任表明について抗議する
2015年1月6日
市長 山下 真 殿
市長の知事選立候補にともなう辞任表明について抗議する
市長は、新年早々の1月5日に、今春行われる奈良県知事選挙に立候補し、それにともない市長を辞任することを表明した。
市長選挙から一年も経たずの辞任表明に、市民からは驚きと不信とともに怒りの声が上がっている。
市長は、昨年の市長選挙直後の3月議会で、任期全うは「選挙で選ばれた以上当然のこと」と答弁しており、この自らの発言に責任を負うべきである。このように言うことが180度変わるのでは、不信感が高まるのは当然である。
市長は、辞任しても「市政は順調で特に重要な懸案事項はない」と言っているが、次のような問題は未解決のままである。
1)市立病院については、先の12月議会の答弁からも分かるように、建物の建設は進んでいるが、肝心の医師、看護師の確保は見通しが立っているとは言い難い状況である。
2)自らの発言で揉めている生駒北スポーツセンターの整備事業問題も解決されていない。
3)家庭ゴミの有料化は、市民への負担を押し付け、実施に伴う諸問題の解決も放棄したままとなる。
以上のことだけでも、
「市政は順調で特に重要な懸案事項はない」とは言い難い状況であり、市長は市政の舵取りをしっかりと行う責任がある。
それにもかかわらず、
わずか1年での辞任は「市政放り投げ」であり、このような行動は、市民から選挙で選ばれた者の責任を放棄するもので、まさに無責任と言わざるを得ない。
日本共産党市議団は、市長のこのような無責任な態度に対し、強く抗議するものである。