市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2014年4月ひろみだよりNO.16

 
             
コミュニティバス 萩の台へ!


去る2月26日、市の地域公共交通活性化協議会が開かれ、新規にコミュニティバスを運行する地区について話し合われました。
どの地区にするかは次のような基準で評価されました。
1 75歳以上の人口比率の見込み
2 公共交通に頼る人の数
3 地形(勾配がきつい)
4 地域の熱意
5 現在何らかの対応策が取られていない

評価の結果、新たにコミュニティバスを運行する地区として、光陽台(北新町)と萩の台が選ばれました。

これらの地区では、年度内の実証運行開始をめざし、市と地元自治会等で協議して運行ルートや停留所が決められます。

私は、コミュニティバスや乗り合いタクシーなどの公共交通の拡充は市民のみなさんの強い要求であり、早急に実現したいと、一般質問でも取り上げ市に要望してきました。今回この要求がかなえられることになり、大変うれしく思っています。
運行ルートや停留所などについて、みなさんのご意見やご要望を自治会などにお寄せていただいて、利用しやすいコミュニティバスにしていきましょう。



地域の要求大切に

日本共産党は、市民の方から寄せられた要求や、支部で行っている地域ウオッチングで見つかった問題など、どんな小さな要求も大切に、実現めざし取り組んでいます。

今年3月初旬、南生駒・小瀬橋西の国道308号線の側溝が整備されました。ここは、通学路でもあり、優先して整備されたものですが、私からも具体的に改善箇所を示して要望しておりました。
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(アフター)



萩の台駅ロータリー前市道に窪みがあり、車が通ると水しぶきが歩道まで飛ぶという苦情が寄せられ、改修を要望していたところ、改修されました。
(ビフォー) 
            
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(アフター)


 3月議会より

3月7日から開かれていた定例議会は、26日に閉会、2013年度一般会計補正予算、2014年度一般会計予算、条例の改正など、37議案について審議され、一部修正案が出されましたが否決され、すべての議案が賛成多数で可決されました。

1.家庭系ゴミの有料化・・・賛成12:反対11で可決。
2015年4月1日から、家庭系ゴミを有料化する議案が可決されました。
有料化の概要は次のとおりです。                         


・1リットルあたり1円の指定袋(7L.15L.30L.45L)に入れて出す。
 袋はスーパーなどで購入できる。
・袋に入らない物は1枚300円のゴミ処理券を貼って出す。(大型ゴミ)
・有料のゴミは、燃えるゴミ、大型ゴミ、燃えないゴミ。
ビン、缶、プラスチック容器包装などの資源ゴミ、新聞紙・古着などの資源ゴミは対象外。
・事前にお試し袋を配布する(1世帯につき上記4種2セット)。    
                                     
  有料化は家庭ゴミの減量に必ずしも有効といえず、市民負担を増やすのみであり、また生ゴミ対策などやるべきことが尽くされたとは言えないなどの理由で、日本共産党は反対しました。

2.北部スポーツタウン事業・・・賛成18:反対5で可決。                            
高山町のサンヨースポーツセンターの土地・家屋を購入し、体育館、野球場、などを改修して、北部スポーツタウン構想の実現を図るというもの。
購入費約2億円、整備費約9.8億円、維持管理費約2.8億円(5年間)と多額の費用がかかります。日本共産党は、税金の使い道として優先順位が低い、交通が不便で市民に親しまれる施設となれるか疑問、などの理由で反対しました。                          

3.その他、可決された主な事業予算は次のとおりです。
市立病院建設事業 (2015年6月開院予定)(約62億円)
コミュニティバス新規2地区実証運行―萩の台、光陽台(北新町)
生駒駅前図書室開室
生駒山麓公園ふれあいセンター改修(障がい者就労支援施設へ)
子どもの医療費助成(入院のみ1ヶ月1000円負担を中学生まで拡大)
生駒台幼稚園の改築、南こども園整備事業(各約7.7億円)
社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)に係るシステム改修  


私の一般質問

こども園についてききました―

昨年12月から、設計業者の公募が行われ、3月には業者が決まり、いよいよ「南こども園」の設計が始まります。
そこで、私は、0歳から5歳までの長時間保育児と短時間保育児が混在する「こども園」として、どのようなクラス配置、タイムスケジュールで保育・教育を進めるかなど、設計にかかる前に詰めておくべき重要な問題を、今後どのような体制で検討していくのかをききました。
市は、現場の先生、設計業者などによるワーキングチームをつくって検討していくと答えました。
また、幼稚園と保育園では保護者の生活スタイルや意識の違いが大きく、保護者の融合が難しいということが他のこども園でもいわれていますので、保護者任せにせず、市としてもしっかり取り組むように要望しました。市は、保護者の交流を図り、しっかりサポートすると答えました。


「子ども子育て新制度」についてもききました
   平成28年度以降の「新制度」の本格施行に向けて、市でも「子ども子育て会議」を設置し、「ニーズ調査」を行うなど、準備が進められています。私は、この制度について専門家から指摘されている様々な問題を紹介し、市の見解を質すとともに、この制度は地方自治体の裁量に委ねられる部分が大きいことから、市は市の実態に合った独自の施策を採るように要望しました。
市は、新制度について指摘されているような問題は認めないが、市は市でよいと思われる施策を進めると答えました。


              

3月5日、大和高田市の高田こども園を視察しました。公立の幼稚園と保育園を一体化した定員220人のこども園で、南こども園と類似しており、大変興味深く見せていただきました。

高田こども園