市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

ひろみだより 2012/8月号 No.8

                                 
市立病院―新設計案示され最終段階へ

病院事業特別委員会で、基本設計の見直し案が示されました。
見直し案の主な点は、次のとおりです。
① 階数・・「地上8階/地下1階」を「地上7階/地下2階」に、
② 構造・・「鉄筋コンクリート造り」を「鉄骨造り」に、
③ 延べ床面積・・約4400m2増加、
④ 駐車場・・「120台(内機械式74台)」を「158台(全て自走式)」に、
⑤ 昇降機・・「5台」を「10台」に、など。

将来スペースが多い、手術室7室は一般の病院に比べて多い、予算が当初より大幅にアップすることなどについて、委員から疑問が出され、今後さらに論議することになっています。日本共産党は、生駒市の将来を見据え、市立病院が市民の命と健康を支え、地域医療のニーズに応えることができる医療機関になるように、意見を述べていきます。
 市立病院は、東生駒駅南側の建設予定地の造成が始まっており、9月議会での建設予算の可決を経て、平成26年春の開院めざし建設が進められることになります。

また、病院建設課より、6月15日、市側と生駒市医師会・生駒地区医師会代表が会談をもち、開院後の医療連携について協議していくことで合意したとの報告がありました。


     市立病院完成予想図


6月議会−わたしの一般質問
〜市の再生可能エネルギー開発の施策について〜
                                                            
市は、市長が「脱原発をめざす首長会議」に参加し、脱原発の方向をはっきりと打ち出しました。 その「首長会議」では、取り組みのテーマとして「地域での再生可能エネルギーを推進する具体案をつくる」が掲げられました。 そこで、市はどのような再生可能エネルギー開発の施策をすすめようとしているのかをききました。
市では、まだ概略的な調査しかしていないが、太陽光発電が最も可能性があると考えているとのことでした。 本年度からソーラーパネル設置補助金を大幅に増やすなどの他、7月から始まる事業者対象の電力の固定価格全量買い取り制度を受けて、市内の事業者に発電事業を提案、低利融資、補助なども検討中とのことでした。
また、今後の施策推進のための、組織・人などについて尋ね、重点的な人員配置と財政の裏付け、「首長会議」の決議にあるように「具体的政策群を積み重ね、知恵を絞る」ことを強く要望しました。
次に、市民の啓発、市民の活動の支援についてききました。市民の活動に対する後援などは 「必要に応じて検討していく」との答弁でした。 同時期に行われた原発ゼロをめざすある市民団体の講演会に対して、市長と議長からメッセージが届けられ、この点で前進がみられたことを市民のみなさんとともに喜びたいと思います。              

  生駒でほたるの群舞が!?

6月29日の夕闇迫る頃、萩の台駅の近く、
竜田川の支流大谷川へ蛍を見に行きました。
市民団体「ほたる」と「市民の輪いこま」の
取り組みで、40人ほどが集いました。こん
なところに本当に蛍がいるのかな?と半信半
疑で大谷川を遡ること数分、あっ!いたっ!
川のそばの竹薮に光る物が・・・やがて目が
慣れるにつれ、一つ、また一つと見つかりま
す。ついーっと飛んでくるのもいくつか、手
に捕まえてこどもたちと観察。小さなゲンジ
ボタルで、いかにもか弱い。「ほたる」の専
門家の方によれば、この時期はゲンジボタル
が終わり、次の平家ホタルが出るまでの間に
あたり、数が少ないとのこと。ある参加者は、
以前ここに来たときはたくさんの蛍が乱舞し
ていたと言っておられ、来年はもっと早く来
たいものと思いました。
この大谷川は、コンクリートで三面張りさ
れていますが、長い間に土砂が堆積し植物
も生えて、蛍のえさになる川蜷が生息する
ようになり、蛍が生息しているとのことで
す。
市内には竜田川に流れ込む支流がたくさん
ありますが、田畑が耕作放棄され川の手入
れもできなくなって、土砂崩れを防ぐため
にコンクリート三面張りにせざるを得ない
といった状況があります。そうなれば、蛍
などの生息は難しくなるだろうと、生駒の
環境の将来を嘆いていましたが、今回、三
面張りされた小川でも蛍が生息できること
が確認でき、とてもうれしく思いました。
市民団体「ほたる」では、蛍が生息出来る
ような環境作りのために活動されていると
のことです。


−地域のみなさんからのお声に応えて−

東壱分の宅地造成工事現場

住民の方からの電話で、「梅雨入りを前にして、工
事者から、「工事を促進するため日曜・祝日も工事を
行わせていただくことになった」との回覧あったが、
夜勤の人もあり、せめて日曜日など休みの日は静かに
過ごしたい、また、工事現場の周りは防護柵もお粗末
で埃などを防ぐものになっていない、通学路になって
いる道路も大型トラックが通り、安全が心配」との声
が寄せられました。
早速、現地を見た上で、市の担当課(都市整備部
建築課)に行き、次のことを確認しました。
・工事者から自治会長に申し入れがあり、自治会長が
了承した。地元には事前に説明会を行った。
・通学路には、要所にガードマンを配置して安全を図
っている。
・防護ネットは、風が強い時などはかえって危ないの
でしていない。(現在、高さ1メートルほどの柵に
ネットを張った物で囲われているが、これは、こど
もなどが立ち入らないようにするためとのこと。)

 
市に対して、住民の声をきっちりときいて進めるよう、また、防護柵などの安全策をしっかりと行うよう、業者を指導することを要望しました。
その後、市の方から、日・祝日に工事をするときはなるべく音や振動の少ない工事にすること、防護柵はもっとしっかりした物にするように、など指導をしているとの報告を受けました。今後も地元住民の方々と協力して、安全で平穏な環境を守るために働かせていただきます。



隣の空き地が草ぼうぼう
「20年以上前に開発された住宅地で、隣地が空き地の
ままになっており、草が生い茂って困っている。市に言
っても『私有地なので市としては何も出来ない、奈良の
法務局へ行って所有者を調べて要求してもらうしかない』
といわれた。なんとかならないか。」との相談がありまし
た。現地に行って見ますと、空き地の全面をくずが盛り
上がるように生い茂りひどい状態でした。カメムシが大
量に発生し、まむしも出てくるとのことです。
早速市の担当課(環境政策課)に行き状況を確認しま
した。
環境政策課によれば、市内にこのような空き地は400
件ほどあり、市から毎年通告を出しており、シルバーセン
ターの紹介もしている。当該空き地は、通告に対して何の
返答もなく、手入れもされていないので一段厳しい「勧告」
にしたが、それでも何の返答もない」とのことでした。
相談者によれば、過去に2度ほど草刈りがされたが、市
がやってくれたものと思っていたとのこと。しかし、市の
方ですることはあり得ないので、これは、所有者がシルバ
ーセンターなどに依頼してやられたのだろうということが
はっきりしました。隣地の所有者の住所・氏名が分かりま
したので、所有者に直接依頼することになりました。


市が取り組みを始めた「空き地空き家対策」が必要になっていることが実感されました。
                          
                        



今後も安全・安心のまちづくりめ
ざして努力して参ります。
市民の皆様からのご要望をお待ち
しております。