市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

ひろみだより 2013/2月号 No.10

私の一般質問  2012年12月議会
国民健康保険財政の安定化のための施策について

国保財政は、2007年度から急速に悪化、2009年度には赤字となったため、一般会計から約2億円借入れ、2010年度には国保税を約18%引き上げし市民の負担は増大しました。その後は、引き上げによる税収増と、医療費の伸びが想定より低かったため、2年続いて黒字となり、2010年度には一般会計からの借入分が全て返済され、約3.4億円が財政調整基金に積立てられました。

そこで以下の質問をしました。

医療費の高騰を抑える施策について
1)ジェネリック医薬品の利用促進の取り組み状況と成果は?

(答)差額通知、推奨薬局制度、希望シール配布、ジェネリックフォーラムなどでの啓発に取り組み、2011年10月−2012年7月の10ヶ月間で約1400万円の削減効果があった。今後も続けていく。

2)特定検診の受診率の動向、「特定検診データ管理システム」の活用と成果および重症化予防の取り組みは?

(答)コールセンター(民間委託)からの電話による受診勧奨などで、受診率は毎年向上している。検診異常値の受診者に対する保健指導は、保健師不足のため困難。
―重症化することは何よりも本人にとって大変なことです。健康で長生きすることが市民にとっても国保財政にとっても重要です。そのために、丁寧な保健指導が必要であり、保健師の確保を含め必要な体制をとるよう要請しました。


国保税の引き下げについて
国保税の引き上げは市民に大きな負担となっている。平成23年度は前年度に比べ、分納は約3割増、差押えは5.3倍に増えている。医療費が低く推移し、黒字が続くなら、国保税の引き下げはできるか?

(答)医療費の伸びは確かに鈍化しているが、団塊の世代も多く、財政の見通しは厳しい。しかし、今後も黒字が続き一定の基金確保ができれば、国保税の引き下げも検討していく。

健康で長生きできるまちづくりについて
高齢者の医療費が県下一低い山添村では、行き届いた健康指導もありますが、何よりも高齢者が農業など適度な労働をし、地域のつながりの中で心身共に健康に過ごせることが、その基礎にあります。

生駒市はほとんどが都市に働きに出る住宅都市であり、退職後どのような生活を送るかが重要です。高齢者がその経験と知識を活かして、生き甲斐をもって生活できるようなまちづくりが求められています。
1)高齢者が活動に参加しやすくするために、施設使用料減免などの支援は必要ではないか?

(答)受益者負担、公平の原則から減免はしない。

2)高齢者の交流の場としての「居場所づくり」、「サロン」などの必要性は増しているが、市として支援を考えるべきではないか?

(答)今後考えていきたい。




生駒市ではこんな計画が・・・・・

高山スーパースクールゾーン構想
−昨年10月市教委より発表されました−

①児童生徒数の減少(近い将来1学年1クラスに)を踏まえ、校舎の老朽化による建て替えを期に、生駒北小、北中を一体化し、小中一貫校とする。(平成28年開校予定)

②高山幼稚園の園舎老朽化による建て替えを期に、北倭保育園(私立)と一体化し、高山こども園(仮称)−私立−とする。 
(平成29年開園予定)

このような計画は、市民にとって非常に大きな問題であるにもかかわらず、市長のトップダウンとして現場や保護者の意見は一切無視して下ろされてきたことに、市民から強い批判が寄せられています。私たちは関係者・市民を含む協議会で十分な協議を行うよう要求していきます。


学校給食センター 2箇所に

昨年の12月議会で、市から、現在の学校給食センターは老朽化により建て替えが必要となっていることから、現センターは廃止し、新たに2ヶ所建設する構想が発表されました。
①高山地区に小学校用(7000食)
②小瀬町福祉ゾーンに中学校用(3500食)
いずれも、市内の各校へは、調理後2時間以内喫食は保証されるとのこと。また、近年学校給食に求められている安全・衛生管理の強化、給食の質の向上、食教育やアレルギー対応のための献立の多様化などが可能となる最新の設備になると説明されています。


私たちは、よりよい学校給食が実現できるような計画になっているかどうか、しっかりと検討して参ります。
生駒市パンフより
生駒市の高山スーパースクールゾーン計画案 
赤字は引っ越し、青字は工事

生駒北小中一貫校予定地 
(仮称)高山こども園予定地 
生駒北給食センター①予定地 




こども園(仮称)
南保育園(小平尾町)の園舎老朽化に伴い、同保育園を南幼稚園と一体化し、南こども園ー市立ーとする構想が発表されました。
平成28年開園予定)
市では、すでに幼稚園の「預かり保育」「幼保一元化」などが進められてきていますが、これらについて現場や保護者の意見は十分くみとられ、検証されているのか、また、今回の計画については、「認定こども園」との関連、大規模化による問題など、検討する課題は多いと思われます。

 赤い太枠
(仮称)南こども園予定地  生駒南給食センター②予定地




地域要求の実現へ

ガードレールに出入り口・使える歩道に

〜萩の台駅南 近鉄線沿い道路〜
近鉄萩の台駅の南、近鉄線沿いの歩道は、約230メートルにわたってガードレールに切れ目がなく、歩道として使いにくい状態になっていました。その反対側は、ほとんどすき間なく車が駐車し、4カ所ある駐車場出口からの車とともに、外部からの迂回車がスピードを上げて通り抜けることもあり、通行人が危険を感じることもよくありました。


この地域の自治会の要望もあり、ガードレールに何カ所か切れ目を作って歩道として使いやすくしてほしいと市の土木課に申し入れました。その結果、ガードレールに4カ所切れ目がつくられ、近鉄萩の台駅敷地との境界部のフェンスも取り外されて、歩道として使いやすくなりました。
 安全・安心の地域に向けて、少しでも前進できたことを地域のみなさんとともに喜びたいと思います。



ここは駐車違反ではありません ただし、徹夜駐車は違反です

↑注意:ボックスカーは逆向きに停めているため駐車違反です 
北から撮影    

㊧奥↓萩の台駅 

南から 撮影


<一口メモ>
ローレルコート西側道路の左側路側帯の上は駐車違反にならないことを警察に確認しました。ただし夜間に朝まで駐車すると駐車場契約の関係で違反になります。関連する道路交通法は次のようになっています。
第47条② 車両は、駐車するときは、道路の左端に沿い、かつ、他の交通の妨害とならないようにしなければならない。
③車両は、車道の左端に接して路側帯(略)が設けられている場合において、停車し、又は駐車するときは、第2項の規定にかかわらず、(略)当該路側帯に入り、かつ他の交通の妨害とならないようにしなければならない。
第45条② 車両は、第47条②&③の規定により駐車する場合に当該車両の右側の道路上に3.5メートル(略)以上の余地がないこととなる場合には駐車してはならない。



〜安全で住みよいまちをめざして〜

昨年はこんな要望がよせられました。
ー救急車の騒音を何とかして
 (萩の台ローレルコート南側道路)
自治会長さん、管理組合理事長さんと共
生駒市奈良市の消防署、近大奈良病
院に申し入れ、音のレベルを下げる、
モーターサイレンは鳴らさないなどの約
束がされました。

−道路の白線が消えている
生活安全課に要望しました。市内の多くの箇所で同様の苦情が寄せられているが、警察の所管で、なかなか改善されない、ひどいところは、国道のセンターラインも消えかかっていて危険な場所があるなど、全体的に大きな問題になっているとのことでした。予算がないということで要望の10分の1ぐらいしか改善されないとのことです。国や県は、高速道路などを新たに建設することには熱心ですが、生活道路の維持管理には金を出さないということでしょうか?

−隣の空き地が草ぼうぼう
昨年8月「ひろみだよりNO.8」でお知らせしました、草ぼうぼうの空き地は、市の担当課からの厳しい勧告の成果あってか、2ヶ月ほど経ってようやく草刈りがされました。隣家の方は大変喜んでおられました。
空き地空き家対策が条例化されている他市に学んで、本格的に検討しなければなりません。


今年はどんな年に・・・?
しんぶん赤旗 2013年1月14日