市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2017/7月号

【京極浩子さんの写真アルバム】14

長弓寺のあじさい
上町にある長弓寺の本堂は国宝の建造物であり、内には重要文化財の十一面観音立像等がある。梅雨のシーズンは、何と言っても赤・紫・白の色彩豊かなあじさいが、こぼれるように咲き誇る。穴場である。落ち着いて眺められた。



東京都議選で、共産党が重要な躍進
自民大敗北、安倍暴走政権への怒りの審判
闘いはこれから、解散・総選挙で、安倍政権の終えんへ追い込もう!

東京都議選結果の特徴は、新しい小池知事与党の誕生、自民党の過去最低という歴史的大敗北、そして共産党の重要な躍進でした。

多くの浮動票が小池人気に流れましたが、その中にあっても共産党は、安倍政権の暴走と闘う姿勢を鮮明に打ち出し、都政問題でもあくまで都民の立場で豊洲移転中止・築地営業と再整備を訴え、どの選挙区でも極めて厳しい競り合いを勝ち抜いて19議席を獲得、共産党に対する都民の大きな期待・信頼を表しました。

いっぽう、自民党の大敗北は、なんといっても安倍政権に対する強烈かつ厳しい審判です。森友・加計問題でのウソとごまかし・国政私物化、共謀罪法案の奇策・禁じ手の問答無用・強行可決、そして稲田防衛大臣憲法違反・法律違反発言、下村大臣の加計学園からの闇献金問題、安倍首相の憲法九条改悪発言、などなど次々と枚挙にいとまないほどの悪政のオンパレード、これらに都民は強烈なパンチで、かつてない厳しい審判を下したのです。

今年に入って、安倍政権の驕りと傍若無人の振る舞いは常軌を逸したものでした。国会でどれだけウソをついても平気、真実が明らかになっても絶対にウソを認めない。昨日言ったことを舌の根も乾かないうちに覆す。自らの説明責任を相手の責任にすり替える。肝心の質問に答えないで、関係ないことを長々としゃべる。などなど、安倍政権のこれらの振る舞いは、言論の府であるべき国会が、議論を深める場ではなく、内容のないおしゃべりで時間を浪費する場におとしめられて、議会制民主主義の土台を破壊しているのです。
こんな低レベルの有様を自民党若手議員が見習わないはずはない。最近の絶叫豊田真由子、不倫・ストーカー中川俊直、昨年の不倫発覚宮崎謙介、長靴忘れた務台俊介、などなど安倍チルドレンの行状はまったく目を覆うばかりです。


何としても安倍改憲を阻止しよう
安倍首相は6月24日、次の臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に改憲自民党案を提出したい、と神戸市内で述べました。その前日、保岡自民党改憲推進本部長が、来年6月の改憲発議を「読売」のインタビューで述べ、年内に改憲原案をまとめ、年明けの通常国会に提出する、としています。首相はこの改憲スケジュールをさらに上回り前倒しする意向を示したのです。次の総選挙で自民党議席を減らす可能性がある。だから改憲勢力が3分の2を確保している今のうちにやってしまおう、というのです。改憲国民投票と総選挙の同時実施も視野におく、ともいわれています。

保岡自民党改憲推進本部長は、新設する「9条の第3項」で「ただし前項の規定は確立された国際法に基づく自衛のための実力の保持を否定するものではない」という案をたたき台とするといい、外国特派員協会記者からの質問に答えて(記者質問)「実態として自衛隊は今と変わらない、と言われるならば何故改憲するのか?」(保岡答え)「緊急性があるか、法的な必要性があるか、と言われるといずれもそれはない。改憲安倍総理が言うからだ。」公明党を抱き込むため、「現行9条は変えない。ただちょっと加憲するだけだ」
まるで国のあり方の根本が、「総理の意向」で決まるという、まさに「国政の私物化」「究極の私物化」以外のなにものでもありません。絶対に許せません。これは国民の総力を結集して何としても阻止しましょう。速やかな解散・総選挙を実施すべきです。


南生駒駅バリアフリー化の請願書

市議会本会議で、全会一致で採択される(6月27日)

紹介議員 浜田、吉波、竹内、久保各議員

 「南生駒駅を誰にも優しい駅に!」を合言葉に、高齢者、障がい者、子育て世代の人たちに配慮したバリアフリー化を求める運動の請願書が生駒市議会本会議で全会一致で採択され、大きな1つの山場を越え、新たなステージに入りました。
 1月の「求める会」結成総会以降、活発に会員拡大、署名運動が展開され、特に周辺のほとんどの自治会が協力されたことは、運動を飛躍的なものとし、南生駒駅での会報配布や署名運動は11回を数え、6月14日生駒市に署名簿を提出した際、山本副市長が「4035名の署名を充分に踏まえます」と、その重みに触れました。

 特にこの運動の特徴として
「求める会」は、準備会の段階から住民の意見、気持ちを大切にし、市議会の一部の議員ではなく全会派に現場の状況を説明し、紹介議員になっていただく努力を重ねました。ある議員「みなさんの声を聞いて、改めて南生駒駅を見てきた。請願に賛成します。」また「駅がよくなっても、みなさんにとってバリアフリー化が進んだとはいえないのではないか。周辺の問題にも取り組む必要があると思いました。」など、幅広い賛同の声が寄せられていました。
 運動する会員から「南生駒駅がどういう位置にあるか、法的、行政的な状況を把握する努力は重要だった。要求がどう正当性を持つか、ちょっと不安もあったけど、この取り組みで確信が持てた。」これは今後の近鉄との話し合い、生駒市の「基本構想」策定などに欠かせない観点だと思われます。(奈良県下は、バリアフリー法に基づく基本構想の策定が遅れていて、生駒市もそのうちの1つです)
 駅の周辺は西も東も坂が多い街です。駅からの帰りも途中で休憩しなければなりません。五ケ大字の人たちから会には「高齢化がすすみ、免許の返還をすれば生活が成り立たなくなる」と深刻な意見も届いています。今後、住民の意見が十分に反映された改善が望まれます。
 7月1日現在、会員数は225名、署名は4600筆を超えています。(A)

 南生駒駅西側の国道168号線。左側歩道は傘させば車道にはみ出す。右側は歩道なく、車道に白線のみ

地域ウオッチング(北地域後援会)
 第3木曜日は地域ウオッチングの日です。6月22日、1)鹿畑地域の通学路2)鹿ノ台地域の歩道の危険箇所を調べることに。二手に分かれてウオッチングに行きました。ふだん車で通っている道も、こうして歩行者の立場に立ってゆっくり見てみると「ああ、ここは車が行き違ったら子どもには危険だ」「この歩道の割れ目はつまづいたら骨折や」と話しながら歩きました。
問題箇所は自治会にも相談して、グリーンベルトの塗装や道路補修の改善を要望しようと話しあいました。
 鹿畑の急坂


はなみずきの会(中地域後援会)
6月3日は18名(初参加2名)も集まり、にぎやかでした。まず「夏の思い出」などハーモニカで合唱、「東京都議選」DVDで志位委員長の訴えを聞き、再任用拒否の不当性を訴えている岩谷さん(前号掲載)に、参加者一同の一言を書いた色紙を渡して激励しました。
話し合いに入り、メデイアのことが多く語られました。読売新聞が加計問題で元官僚前川氏の人格攻撃した記事を見て、抗議電話をしたいと夫にいうと賛成してくれ、抗議の電話をした。それで元気になりました。
テレビ欄の上に電話番号がある。良い番組も悪い番組も、声をあげましょう。
浜田議員から、ゴミ問題の今後や交通事故で辞職した市会議員について話しがありました。


めだかの会(東地域後援会)
私たちは、毎月「つどい」を開いて、その時々のテーマで学習したり、話し合いをしています。5月30日は11名の参加でDVD「共謀罪」を見ました。
「とても分かりやすかった。」「これでは何でも警察の意図しだいで犯罪者にされることがよく分かった」「名前がテロ対策、というので国民が誤解させられている」「社会全体が委縮して、モノが言えなくなるのが怖い」
(追記)参議院強行採決され悔しい。



津軽三味線に魅せられて
久保ひでのり市会議員
この写真は、師匠の津軽三味線をバッ
クに、民謡を歌っているところです。そ
れまで余り耳にすることも、歌うことも
なかった私が、津軽民謡をやるようにな
りました。
 昔、高橋竹山のコンサートを聴いて津
軽三味線に魅せられ、弾きたい思いに駆
られ三味線を買ったはいいが、弾く機会
を失いそのまま眠らせていました。
 ある日の通りすがり、津軽三味線を黙
々と弾いている師匠に出会ったのがきっ
かけです。それ以来、民謡の会で三味線
と唄を習うようになりました。いま、そ
の「会」は、大切な師匠や仲間を亡くし、
休止状態です。しかし、郷土に根ざし、
労働の中から生まれた民謡は、時代が変
わっても、人の心を捉え唄い継がれてい
くでしょう。

民謡を唄う久保秀徳議員