市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2017/2月号


【京極浩子さんの写真アルバム】海外編1
唯一の女性徴兵制イスラエルには、キリスト教イスラム教・ユダヤ教共通の聖地として、エルサレムがある。
そのエルサレム神殿の南の壁が、考古学公園として開放されている。(西の壁が嘆きの壁
 その附近で満18歳の女性(2年の徴兵制)の訓練の休憩中に出会えた。


不況、失業、格差と貧困の中、「個人の尊厳」を擁護する政治を!
ヨーロッパ・アメリカ・日本に新しい息吹、政治の新しい波!

ヨーロッパも、深刻な格差と貧困、不況と失業の中にあります。ベルリンで年末に開かれた欧州左翼党(独左翼党、仏共産党など26政党、準加盟6団体)の大会は、「移民排撃」を叫び国民の不満を吸収し台頭する右翼政党を警戒しつつ、EU主導で各国で進められた民営化や医療・教育予算削減、年金改悪など緊縮策の転換をめざすたたかいの発展を強調しました。
米・EU自由貿易協定反対など多様な市民運動、反緊縮のすべての左翼、そして新自由主義の拡大を阻む社会民主主義勢力の「同盟の構築」を打ち出しています。一昨年の選挙でギリシャポルトガルに反緊縮の政権を実現した事実が、この方針を力強いものにしています。
ポルトガルの新政権は、共産党などが協力し、最低賃金の引き上げ、労働時間短縮、消費税一部引き下げなどを実現しました。共産党は12月の大会で「変革の実現には無党派との対話がこれまで以上に重要」「共産党だけでも、抜きでも不可能だ」と強調しています。

一方、トランプ大統領の出現は、米社会の貧困と格差の深刻な矛盾の反映でした。国防長官にイラクでの無差別爆撃を指揮した元軍人を、労働長官に最低賃金引き上げ反対の経営者を、環境保護長官に地球温暖化対策に反対の法律家を指名したのだから、およそ矛盾の解決はできません。民主党大統領候補選で大健闘した高齢のサンダース上院議員とその支持者たちは、運動をやめたのではなく、運動体「私たちの革命」を設立し、若者と共に選挙で掲げた公約を掲げ運動しています。20日のトランプ大統領就任式に合わせ、ワシントンで、労働、人権、環境、平和などの多彩なグループが、対抗集会「オキュパイ(占拠せよ)就任式」を開き、更に翌日にはワシントンの50万人はじめ、全米と全欧州など80カ国で、計670ヶ所以上480万人が新大統領に抗議行動を展開しました。

こうした欧米の闘いに共通するのは、社会や民族の分断・対立を煽るのではなく、「大義」「緊急の要求」「人間の尊厳の擁護」の下に、広範な市民、団体、政党が連帯と共同を拡げ、「具体的な解決策」「対案」を掲げた運動で選挙に勝利しよう、との呼びかけです。
「経済はじめ主要な問題で人々は我々の側にある」(自称「民主的社会主義者」サンダース氏)との認識と確信に基づいています。

以上を見た上で、日本はどうか? 過去1年を振り返ると、野党と市民の共闘がすばらしく前進した年で、その結果「具体的提案」で団結し、「大義」の旗を掲げ、「本気の共闘」に取り組めば、私たちは自民党を打ち負かすことができるという「勝利の方程式」を見つけたのです。
欧米日とも、今年は新たな市民革命へ向かって前進する年です。目先の困難に負けず、大局を見ながら、野党連合政権への新たな一歩を進めましょう。


はなみずきの会が新春のつどい (中地域後援会)新年早々の7日、何と21名も参加して和やかな集いとなりました。衆議院奈良2区予定候補の霜鳥さんも参加され、「野党の共闘と日本共産党の躍進で、政治を変えるため全力を尽くします」と決意表明されました。
浜田市議は「いきいきカード」に関する市の案を説明され、21日の市民懇談会に参加して意見を出そうとなりました。
その他、「笑いが大切。笑いで血圧も正常になった」「明日は私の誕生日。今日は前夜祭」とユーモアいっぱいの挨拶や、「戦前の体験から思うこと」「原発の危険性、廃炉の費用について」「天皇制や自衛隊について共産党の考えを知りたい」など、活発な意見・質問が出され、最後は福引きをしました。次回は2月4日です。


南都銀行鹿の台出張所存続を求める署名、10日あまりで1172名 (北地域後援会)昨年10月、南都銀行は鹿の台出張所をATMだけ残し、学研登美ケ丘支店に移転するとの通知を出しました。11月に久保市会議員と住民が要望書を提出し、その後登美ケ丘支店長との面談を行いました。「人口減もある。すでに組織決定をしているので取りやめは不可能」との回答でした。すでに貸金庫などの移転もなされましたが、年末になっても「窓口事務が無くなったら大変困る」「超低金利で百万円預けても百円未満の利子なのに登美ケ丘駅まで往復380円のバス代がかかるし、登美ケ丘支店の駐車場は狭く、時間帯によっては1時間近く待たねば駐車出来ない」「高齢化が進む町でATMだけではオレオレ詐欺などの被害に対処できるのか」「何とか窓口業務を残せないか」などの声が高まり、12月25日に「南都銀行鹿の台出張所の存続を求める会」が結成され、早速、署名活動に取り組みました。12月28日から同銀行管内である鹿の台、美鹿ノ台、鹿畑地域に3500枚の署名用紙を配布しました。年末、年始のあわただしい時期にもかかわらず10日あまりで1000名を超す署名が集まりました。

1月18日、奈良本店に頭取あての506枚の署名用紙、1172筆の署名と56人の要望文を提出、面談をしました。住民側は久保議員、上原前市議、太田県議を含む10名が、本店側からは営業統括部長ら4人が出席しました。
「人口減とはいうが今も1万人の人口だ、開発以来、地元銀行としてずっと利用してきたのに一片の通知で閉鎖とはひどい。地域に根差すのが地銀の役割ではないのか」「登美ケ丘支店に鹿の台出張所を置くのなら何とかこのまま窓口業務だけでも残してほしい。私達はこれからもねばり強く運動を続けるつもりだ」など切実な要望が出され、銀行側も「ご要望は責任をもって伝えます」と答えました。後日銀行側から連絡があり、1月31日に鹿の台店で本店常務取締役、登美ケ丘支店長、出張所長らと面談、要望の回答がされることになりました。
今、「存続を求める会」では18日の本店との面談の仔細をちらしにして配布しています。弱者切り捨て政策が進む中、切実な要求も声を上げなければ伝わらないことをこの署名運動の中で学びました。
       (文責 北後援会 T)


            「隠れ共産党」宣言
実は、数年前の国政選挙から日本共産党に投票している。理由は極めて単純。農業保護の姿勢やTPPへの全面的な反対姿勢などが一致したからだ。・・ではなぜこれを公表するか? それは自民党が変質し、『農』の世界に軸足をおいた
人や組織が、まともに相手する政党ではないことが明白になったからだ。純粋に農業政策を協議するに値する政党は日本共産党だけとなった。農村社会でも地殻変動の兆しあり。                
というのも、農業者やJA関係者と一献傾けるとき、わが投票行動を酒の肴にお出しすると、「実は私も共産党に」の人が確実に増えているからだ。危険思想として擦り込まれてきたが、何か悪いことしたんですかね。少なくとも農業問題に関しては、真っ当なこと言ってますよ。自民党よりよっぽど信用できる。・・・政権与党とその走狗(そうく)である規制改革推進会議に痛めつけられ、真っ当な農業政策を渇望している人が、「隠れトランプ」ならぬ「隠れ共産党」となっている。
岡山大学大学院小松泰信教授が、昨年12月28日付、農業協同組合新聞(電子版)に載せたコラムより)


シリーズ「維新」を斬る!【3】
維新が行った悪事は数多いが、年末のカジノはひどかった。12月の臨時国会でカジノ解禁推進法を、広範な国民の反対世論を無視して、自公とともに強行採決したことです。法案の中身もひどいが、そのやり方もひどい。
会期末が迫っていたのに、この悪法3つ(TPPと年金カット法も)を通すためだけに、2度も会期延長した。そしてカジノ法案推進の取り引きとして、安倍・橋本会談で、安倍流憲法改悪に維新が協力する一方で、安倍政権はカジノ成立を推進する、という悪政の取り引きで合意した。
何という悪の取り引きか! これが政治家の考えることか! 日本を再び戦争する国へ逆戻りさせると同時に、国民を賭博に追い込む。建て前は、「カジノを含むIR(統合リゾート)と万博をセットに、大阪に圧倒的な賑わいを作る成長戦略だ」(松井知事)というが、その本質は国民の貯蓄を、海外と国内のカジノ資本の餌食に差し出すこと、そして投資するゼネコンが儲けること、関連して夢洲への地下鉄延伸、JR線延伸などで受注したゼネコンが儲けること、それらは大阪の多数の中小企業の経済とは何の関係もない、大企業奉仕です。
賭博は刑法が禁じている犯罪です。「国民をして怠惰浪費の弊風を生ぜしめ、健康で文化的な社会の基礎をなす勤労の美風を害」し、「国民経済の機能に重大な障害を与える恐れ」(1947年11月22日、最高裁大法廷判決)があります。すでに現在の日本で536万人ともいわれるギャンブル依存症で苦しむ人、家族がいます。ギャンブルは何の生産物も生み出さず、人の不幸を踏み台にして儲ける、また暴力団の資金源にもなっています。
こんなひどい政治を行う維新は、退場してもらうしかありません。

共産党生駒市後援会への募金をどうかよろしくお願いします。

郵便振替で 00900−5−275274 

(加入者名)日本共産党生駒市後援会