市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

2016/9-10月号

【京極浩子さんの写真アルバム】4

実りの季節カキ、かき、柿一色。樹に成り、干し場につるされたのれんの様。朱色に圧倒される。和歌山県かつらぎ町の四郷、「串柿の里」と記されている。案内された現場附近で何と柿畑になんきんが置かれていて、さまざまな色にシャッターを切った。


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安倍首相訓示、戦争法「いま実行のとき」
戦闘が新任務、青森の部隊が南スーダン戦場へ

安倍首相は9月12日、防衛省での自衛隊高級幹部に対する訓示で、戦争法にふれて「今こそ実行のときだ」と述べ、本格的な運用段階への移行を促しました。昨年12月の同会合では、戦争法に基づく新任務について「周到に準備してもらいたい」と述べていました。
稲田防衛大臣が8月24日、新任務の訓練開始を表明したのに続き、首相自らが自衛隊に指示を出したものです。

さらに首相は今回の訓示の中で、自ら強行してきた
?戦争法 ?日米新ガイドライン(軍事協力の指針)?統合幕僚監部への部隊運用一元化 
?武器輸出の解禁、といった憲法破壊を列挙したうえで「制度は整った。あとはこれらを血の通ったものにする。必要なことは防衛省自衛隊による実行だ」と強調しました。

 さらに首相は「私と諸君との紐帯(ちゅうたい)の強さこそが、日本の安全に直結する。自衛隊と政治とのシームレスな(切れ目のない)関係を構築していきたい」と述べ、文民統制を骨抜きにする考えを表明、「政治の判断が必要となる事項についても、臆することなく積極的に提案してもらいたい」と制服組の政策面への提案・関与を求めました。

内戦状態の南スーダンへ、この11月から国連平和維持活動(PKO)で派遣される陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)所属の、ある自衛隊員の母親は「わが子を戦場へ送り出したい親がどこにいるか!」・・・・・「経済的に大学は無理」とあきらめ、親に知らせず入隊した息子に「大学に行かせられなくてごめんね」と泣いてわびました。「息子がいつ戦地へ行くかと思うだけでも気が狂いそうです。安倍首相や自民党は親の気持ちがわからないのか? そんなに戦争がしたいのか?」と憤ります。
戦争法はPKOで自衛隊に「駆けつけ警護」「宿営地共同防衛」などの新任務を与え、それに必要な武器使用を認めました。これまでの「自己防衛」に限定していた武器使用を大きく拡大。殺し、殺される戦闘を想定しています。「駆けつけ警護」とは、他国の部隊やNGO職員が攻撃されたとき、自衛隊員がはせ参じて戦闘する軍事作戦です。
そもそも自衛隊がPKOに参加できる条件とは、「現地の停戦合意」「紛争当事者の受け入れ合意」「中立性厳守」・・・など「PKO参加5原則」が必要ですが、これまで何度も停戦合意が出来てもすぐに破られ、今年7月にも首都ジュバで武力衝突があり、死者まで出ました。PKO参加の前提条件は崩れているのです。
安倍政権は、このような戦場へ自衛隊を送ることはきっぱりやめるべきです。


高山第2工区 初の有識者懇談会
8月31日「学研高山第2工区まちづくり検討有識者懇談会」の初会合が開かれました。懇談会は、伊藤忠道・県立大学長ら外部の6人と副市長で構成、第一回の座長に、都市計画が専門の村橋正武・立命館大上席研究員を選出しました。(市民公募などがなく、市民参加での合意形成が図れるとは思えない)
3月市議会で用地取得決定後に第三者を交えて、開発のあり方を話し合う初の会合でしたが、報道関係者や一般市民には、冒頭のみ公開されただけで、「素直な意見交換に支障をきたす恐れがある」などとして、会議の内容はまったくの非公開、なぜ市民の目から隠れて会議をするのでしょうか? 市は後日、会議の要旨は公表するとしていますが、どこまで中身が出てくるか分かりません。
この3月までの経過を見ても、突然出してきていきなり採決、という手法を見ても、高山問題は看過できません。

2月5日、庁内検討会議が「第2工区の将来のあり方」を発表しました。内容は、「関西文化学術研究都市の更なる発展に資する」「学術研究と産業の発展」「広域的連携」「都市と農の共生」を当地区の目指すべき将来像として掲げ、新たなまちづくりに向けた取り組みを進める、としています。(リニア駅誘致を撤回してこそ、第2工区の将来のあり方が検討されるのでは?)これは、前市長が公約して当選した「高山開発中止」以前の「開発推進市政」状態に戻る可能性が高く、大きな道路整備を行い、「精華・西木津地区」「高山第1工区」「北田原地区」などとも一体化した開発で、学術研究施設や研究開発型産業施設を誘致する、一部に住宅地と緑地を入れる、というイメージを描いています。(今の第1工区でも空き地多く、持て余しているのに・・・) 非公開の会議ではなく、市民を放ったらかすのではなく、市民と充分な意見交換の場を作っていく、そういう姿勢が重要です。高山第2工区は環境省によって「生物多様性保全上重要な里地里山に選定」されていることも考慮すべきでしょう。私たちが従来より要望してきた「市民参加の検討委員会」の設置こそ必要です。


気候変動は大変深刻!
やっと朝晩涼しくなったが、この夏は本当に暑かった。生駒でも昼は大抵35度以上だった。しかし、7月21日のクエートは54・0度、翌日イラクのバスラで53・9度、7月19日のインドは51・0度で首都圏だけで死者440人、その多くはホームレス。日本の観測史上最高気温41・0度より10度以上も高温というのは全く想像を絶する。温暖化防止へ人類の英知・合意・厳格な実行が望まれる。国どうし喧嘩してる場合じゃない!(数字は、8月15日付赤旗より引用)


大門参院議員のエッセーに反響

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