市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

ひろみだより 2012年1月12日 NO.5-1


12月議会より


昨年12月6日から20日まで12月定例議会が開かれました。
多数の議案が審議され可決されましたが、次の点について注目する必要があります。

TPP(環太平洋連携協定)に関する意見書の可決について
日本共産党議員団は、TPPの問題を重く見、また、全国的に多くの市町村議会が交渉参加に反対する決議をしている状況を鑑みて、「TPP(環太平洋連携協定)交渉への参加撤回を求める意見書」を提出しました。これに対して修正案「TPP交渉に関する国民への情報開示と説明責任を求める意見書」が出され、修正案が賛成多数で可決されました。
この議案が審査された市民福祉委員会で、私はTPPの問題点は修正案にも書かれているように既に相当明らかになっており、また、「TPP交渉参加表明に対しては強く抗議する」のであれば、単に情報開示や説明を求めるのでなく、参加撤回を求めてこそ意見書を出す意義があると意見を述べました。しかし、委員会では、賛否同数で委員長裁決により修正案が可決され、本会議でも修正案が賛成多数で可決されました。
12月22日付け「しんぶん赤旗」で、現在米国など9カ国が行っているTPP交渉で、交渉内容を公表しない合意があり、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されることが、ニュージーランドのTPP主席交渉官の発表で分かったと報道されました。そうであれば、「情報開示と説明責任を求める意見書」がいかに無意味なものかがますます明らかになってきています。
 交渉に参加するためには、まずアメリカとの「事前協議」が必要になり、アメリカ政府と議会がOKといわなければ、参加できないわけです。この「事前協議」は水面下で進んでおり、さっそく、米側からコメ、牛肉、郵政の自由化の要求が出されていると報道されています。

この問題は、国の根幹に関わる大きな問題であり、農協や医師会など幅広い分野の国民がTPP反対の一点で共同する大きな運動で、TPP参加撤回を求めて、粘り強くたたかわなければなりません。

 

徳州会幹部と暴力団の関係について警察に照会する」と市長表明

10月31日開催された病院事業特別委員会での「警察に照会すべきである」との決議にもとづいて、市長に申し入れがされていました。
この件について、12月21日の同特別委員会で、市長から、「市と生駒署との合意書(2通)と12月議会で議決された『生駒市暴力団排除条例』との整合を図った上で警察に照会し、3月議会までにその結果を報告する」との表明がありました。
このことにより、市民の不安を払拭することができ、安心してかかれる病院の建設が確実になります。 



12月議会での一般質問

竜田川堤防の整備について質問しました〜

竜田川の小瀬橋から下流の河川堤防について、昨年7月、日本共産党市議団は奈良県に対し、植栽や遊歩道化などの整備をするよう要望しました。県の回答は「堤防上の道路はあくまでも河川を管理するためのものであり、県としてはそれ以上の整備はしない。大きな樹木は困るが、その他の植栽や遊歩道などについては、生駒市の方に要望してもらいたい」というものでした。

平成23年生駒市の事業と予算」では「河川環境の美化、河川景観の整備を推進するため、公民連携の下、河川堤、河川管理道に桜、コスモス等を植栽し育成する」とありますが、市は上記の堤防に植栽や遊歩道などの整備をする予定はあるか質問しました。
市は「そのような整備は県の許可が必要で、許可が得られるかどうかわからないので予定していない」と答弁しました。

私は、県の方で「市に要望してほしい」といっており、許可は得られるはずであるので、市として整備を推進するよう強く要望しました。

南生駒駅―萩の台駅間 近鉄線沿い

乙田橋下流

     
植栽などの維持管理は市民ボランティアとの共同でされているが、老齢化もあり、コスモスなど管理が困難になっているともきいています。

現在、公民連携のもとで、どのように維持管理がされているかを質問しました。

市は、広報誌などで活動を紹介し、地域への貢献を広く知らせ、参加者を募っている、また、活動のための物品の支給や貸し出し、清掃のゴミ回収などの支援をしており、今後もしていくと答弁しました。

私は、市の環境整備関連各課、専門家、市民が力を合わせて、維持管理のし易い植栽・遊歩道・公園などの計画を立てるよう要望しました。

生駒南第二小学校 西側堤防