市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

生駒市後援会ニュース2020/6・7月号

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No.150(部内資料)

感染流行の「第2波」に備えて

医療・検査の抜本的強化、自粛と一体の補償を!

財源は当面国債で手当てし、償還は大企業の応能負担で! 軍事費見直せ!

  コロナの緊急事態宣言は解除されたが、いま必要なことは何か?「第2波」を招かない感染防止をしながら、経済・社会活動をどう再開するか? が問われています。
何といっても「医療と検査体制」の強化を急がなくてはなりません。2つのポイントがあります。

人口当たりPCR検査数は、日本はけた違いに少ない。(韓国は日本の8倍、米国は14倍、欧州諸国は20~30倍)
 これまでは強い症状の人に限って検査してきましたが、無症状者含め検査対象を大規模に広げる、そのためにPCR検査能力を、現在の2万件から10万~20万件に広げ、医師・看護師などの医療従事者、入院患者・入所者含め、感染が疑われる人すべてが検査を受けられる体制を作る必要がありますが、そのためには数千億円規模の予算を投入しなければなりません。

 

日本医師会有識者会議は、PCR検査が進まなかった最大の原因は、財源が全く投下されていなかったことだと指摘し、PCR検査センターの設置・維持に必要な予算を、4694億円と試算しています。ところが安倍政権の第2次補正予算では、366億円にすぎません。) 

 

医療崩壊を起こさないための、医療・介護・福祉への大きな財政支援を!
 医療機関の経営危機は深刻です。日本病院会など3団体の調査によれば、コロナ患者を受け入れた病院は、4月は平均1億円の赤字です。大学病院の調査でも全国の80病院で年間5千億円の赤字です。直接コロナ患者に対応していない病院・診療所でも大規模な受診抑制によって経営危機が深刻です。
 今回の第2次補正予算で、コロナ対応の医療機関に1・2兆円の財政支援を行うとしていますが、いっぽう非コロナ医療機関、地域医療の経営危機に対する財政支援はまったくありません。地域の診療所が倒産・閉鎖となれば、国民の命と健康は守れません。
 コロナ対応・非対応に係わらず、大きな財政支援が必要です。これまで自民党社会保障削減政策によって、約半分にまで削減されてきた保健所の倍増、その人員と体制の補強、地方衛生研究所や国立感染症研究所の大幅な拡充、感染症の専門機関としての疾病予防管理センターの構築も必要です。政府のこれまでの社会保障削減政策の根本的な転換、そのため社会保障に巨額の予算投入が必要です。解決策はハッキリしています。要は政治の決断です。

 

 さらに問題があります。1つは差し迫った問題で、子どもと教育のことです。長期の休校で、学習の遅れと格差の拡大、心身のストレスなどは大きな問題です。政府の第2次補正予算での教員加配は、わずか3100人。これでは全国の小中学校10校で1人しか増えません。この際、思い切って全国の小中高校に教員10万人を増員し、欧米なみの1クラス20人学級を実現すべきです。1兆円の予算でできることです。

2つ目は、これまでに決まった支援ですら、現場に届くのがあまりに遅い、という問題です。
 雇用調整助成金の相談件数は50万件ですが、実際に支給されたのは5万件です。また、休業者は600万人に上るが助成金が支給されたのは数十万人です。すでに非正規雇用は100万人近く減少し、さらに大規模な解雇・雇い止め、中小規模事業者の倒産・廃業が進みます。

 また、政府の「学生支援給付金」では、学生の1割にしか届きません。さらに保育、学童保育では「3密」を避けながら子どもの成長を支えるためには、思い切った職員の加配が必要です。

 以上、合計数十兆円規模の財源は、予算の組み替えで充分可能です。

 

国立成育医療研究センターが、全国の小中学校と高校で

「コロナXこどもアンケート」を行い、1292人から得られた回答集計

f:id:hanabamboo:20200623001119j:plain出典:国立成育医療研究センター「コロナXこどもアンケート」

中間報告(2020/5/12)より志位和夫事務所が作成

f:id:hanabamboo:20200623001140j:plain出典:国立成育医療研究センター「コロナXこどもアンケート」

中間報告(2020/5/12)より志位和夫事務所が作成

 

 

「新型コロナ」感染症防止と熱中症対策について

●感染防止の3つの基本
①人との距離は最低1mあける。
②会話の時マスク着用(但し戸外で、人と2m以上離れていれば、熱中症対策として、マスクは外すほうがよい)
③帰宅するたびに、手を石鹸でしっかり洗う。

 

●日常生活上の注意
①室内にいるときは、冷房時でもこまめに換気。扇風機と併用も。
②常に意識して「3密」を回避する(密集・密接・密閉)
③日常の健康管理(体温測定、咳、体調、栄養、睡眠などの健康チェック)これはコロナのみならず、熱中症対策としても大切。必要なら自宅で静養や昼寝も。
④こまめに水分補給する。いつも身近にペットボトルを。

 

●公共交通機関では
①車内で会話は控えめに。
②手すり、つり革を持たない。
③混んでなければ、人と離れて。
④エレベーターや自販機のボタンに直接指を触れず、コインやペンで押す。
⑤帰宅後は、必ず石鹸で手洗い。

改めて「新型コロナ」とは?

 症状として、発熱、のどの痛み、咳が長引く、強いだるさ(倦怠感)などが特徴です。
 感染しても軽症だった、という場合もありますが、重症化すれば肺炎になり、死亡例も報告されているので、特に高齢の方・基礎疾患ある方は、自分の症状に充分注意しなければなりません。

 

感染経路は、飛沫感染接触感染です
飛沫感染
感染者のくしゃみ・咳などで、その飛沫と一緒にウイルスが空中に放出され、他の人がそれを口や鼻から吸い込んで感染します。
接触感染
マスクをしていない感染者が、くしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りのもの(ドアノブなど)に触れるとウイルスがつきます。他の人がそれ(ドアノブなど)に触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると、粘膜から感染します。

上の感染を防ぐために重要なキーワードは、「マスク」と「充分な手洗い」です。
 たくさんの注意事項は覚えにくいですが、この2つはいつも頭に入れておきましょう。


(主な問合せ先)・・・詳細は風149号参照
生駒市役所は電話74-1111
・帰国者・接触者相談センター
  電話 0742-27-1132
・1人十万円の特別定額給付金
  電話 0120-278-225
    市役所内線753庶務課
      同  755生活支援課
・中小企業者等事業継続支援金
       (6/30の17時まで)
  電話 市役所内線326商工課
・失業、休業者に緊急小口資金
  電話75-0234
生駒市社会福祉協議会
・子育て臨時特別給付金
  電話 市役所内線776こども課
傷病手当金
  電話 市役所内線784国保
       同  787福祉医療係
・学生向け給付・貸付
  電話 72-2577
生駒市コロナ感染症対策本部、
又は0570-666-301日本学生支援機構奨学金相談センター

 

ちょっと面白い、ブラックジョーク?

「5月30日、東京地方検察庁前でテンピンレート麻雀大会をやろう」との告知がSNSで流され、当日「第1回黒川杯テンピン麻雀大会」が開催された。
 テンピンとは、千点=百円というレートのことで、この程度なら賭博罪にならない、という見解を、黒川問題を審議する衆院法務委員会で川原法務省刑事局長がしゃべってしまった。これは国会史上画期的な公式見解で、賭博罪におけるグレーゾーンだった違法と適法の境界判断で、法務省お墨つきの「黒川基準」ができてしまった。
 当日現場で配布されたちらしには、「新基準の礎を築いた黒川元検事長に最大の敬意を表し、大会に氏の名を冠しました。また、開催地は黒川氏への感謝をこめて、東京地方検察庁前とします。
 当日はマージャン参加者より多い20数名の警官隊がぐるりと取り巻き、テンピン賭博の違法性は追求できなかったが、場所が道交法違反だとうるさく言うので、一行は向かいの日比谷公園へ移動し、のびのびと賭けマージャンをやった。最後は集まった60余名の警官隊に見守られて・・・・。

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(写真は光文社SmartFLASHより)

 

 

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