生駒市後援会ニュース2018/12月号
全国知事会が見直しを要求している
「日米地位協定」って何?私たちとの関係は?
世界に例を見ないアメリカ特権の数々・・・・その驚くべき実態
一見して私たちの日常生活と無関係に見える「日米地位協定」が国会で取り上げられ、いま注目されています。どんな問題か? 下の表も見てください。
日米地位協定より(抜粋) 2条 日本全土で基地の使用が認められる。自衛隊基地も。 |
米兵は日本への出入り自由 私たちがアメリカへ旅行するとき、必ずパスポートで出国手続きや入国手続きをしなければなりません。だが、米兵や米政府要員が米機で横田基地へ飛んできたとき、入国手続きなしのフリーパス(表の第9条)で、日本政府は誰がいつ入国したか、出国したか全く把握できない。しかも基地外へは自由に出入り(第3条)できる。
日本の法律無視 米兵や米政府要員が車で基地を出るとき、日本の運転免許証は不要(第10条)、高速道路は無料で走れる(第5条)。米兵が家族と一緒にデイズニーランドへ行っても、彼らの入場料やレンタカー代金は日本が「思いやり予算」(第24条)から支出している。基地外で米兵が少女暴行事件を起こしても「公務中」と見做されれば、日本側に裁判権はない。(第17条)事実上、ほとんど無罪。
彼らが基地へ帰り基地内の「自宅」へ入るとき、その「自宅」は日本の「思いやり予算」で建てられたものだが、全国128ある米軍基地にこれまで日本が建てた米軍家族住宅は合計1万1283戸で、その建築総額は5392億円に達する(1戸当り平均4778万円、標準4寝室の157平方米・47坪。むろん土地代ゼロ)。「思いやり予算」は、これ以外に基地内に学校、保育所、病院、劇場、運動施設(野球場や体育館・・米兵の健康維持のため)も建てている。
「思いやり予算」とは、日本側に協定上の支払い義務はないが、日本が米軍のため自発的に負担している。毎年約2千億円。これは我々の税金だ。 |
米兵の子どもたち用の学校も、全国に35校(計430億円)建てた。1学級の生徒数は(米国の基準で)20〜25人。その他米軍基地で使う電気・ガス・上下水道・軽油・灯油といった光熱水費も思いやり予算で負担。電気代だけで全国で年間158億円使用。基地従業員の給与・制服代も日本が負担。これほど米軍優遇しながら、日本国民には社会保障削減し、消費税10%へ増税する、これは一体何事か?
以上のことを 考えるとき、米国がこれほど勝手な振る舞いができる日本は、事実上アメリカの植民地ではないか、との疑念を持たせる問題です。地上だけではない。東京の空は日本の空ではなく、ほとんど米軍が管理しています。「横田空域」と呼ばれる1都8県(栃木・群馬・埼玉・神奈川・新潟・山梨・長野・静岡)の空の航空管制は米軍横田基地が優先的(第6条)に行っており、日本の航空機はこれを避けて飛ばなければなりません。(図面参照)
横田進入管制区域 場所により高度は異なるが、いずれも日本の航空機は、これを避けて飛ばなければならない。
「赤坂プレスセンター」(敷地3万平米)は東京の六本木に、「ニュー山王ホテル」(部屋数149室)は東京港区にある、いずれも会議室や宿泊施設を持つ正真正銘の米軍基地です(電気代・光熱水費は思いやり予算から。ここはもちろん日本の治外法権)。前者は赤坂の米大使館に近くてヘリポートがあり、横田基地や厚木基地(神奈川県)とこれらの間は定期ヘリが運行され、米大使館への人員・物資の輸送をしています。「ニュー山王ホテル」では、日米地位協定その他に関する協議を行う「日米合同委員会」(第25条)が頻繁に開かれており、日米密約があっても国民には分からない。アメリカの日常的な日本支配はここで行われている、といっても過言ではない。
「米軍基地」ニュー山王ホテル
日米合同委員会の場所。密約山積。
「米軍基地」赤坂プレスセンター
(約3万m2。大体200x150mの大きさ、上部はヘリポート)
なお横田空域のほか、米軍岩国基地の周辺には「岩国進入管制空域」(下図)があり、四国上空から日本海上空まで4県にまたがっています。また、沖縄上空も同様の状況で、那覇空港に離着陸する日本の航空機が制限されています。
岩国進入管制空域
全国知事会は今年7月27日「日米地位協定見直し」についての提言を発表しました。同じ第2次大戦敗戦国のドイツやイタリアと比較した表です。
米国と日独伊との地位協定比較表
世界の米国の同盟諸国の中で、日本は際立って米軍特権が横行しています。この特権をやめさせるため、地位協定の見直しを米国へ突きつけましょう。さらにこれほど米国べったり、米国へりくだりの安倍政権ではなく、日本の真の独立をめざす野党連合政権を実現しましょう。
▼住みよい街に!暮らしに!〜各地のつどいで出された後援会員の声▲
中地域「はなみずきの会」
11月3日、浜田市議と10名が出席、
DVD「創立96周年記念講演」を鑑賞、特に「市民と野党の共闘」が話題に。
自衛隊や安保で野党一致ができるか、
他の野党は共産党のように野党共闘に熱意あるか、ロシアのイメージや共産主義に疑問もつ人がいる、などなど。
いっぽう、共産党支持者でない人も3千万署名や沖縄カンパしてくれた。オール沖縄はデニーさん支援で一致し共闘し、そして勝利した。われわれの生活が締めつけられる中、アベ倒せなど共通の思いが広がっている。
また来年10月の消費税値上げは「上がっても仕方ない空気が蔓延している」「社会保障は悪くなる一方だ、反対署名を広げよう」
南地域のつどいも開かれる
11月17日、支持者宅で宮本県議、竹内市議と17名が参加。宮本さんの話、
荒井県政は県民無視の異常の連続。都市公園法改正までして外国人富裕層の観光客増加のためマリオットホテルを誘致。天理に100億円かけて国際芸術村計画。
県民に説明もせず県立高校を3校削減、平城高廃止して奈良高を移す計画、これに反対する父母・市民の請願書提出に、県政が混乱すると圧力。校舎古く地震で倒壊の恐れある奈良高の耐震化は42億円かかるとして工事を引き延ばしてきた。
エアコン設置の遅れ問題もそうだが、他県に比べ全く教育にお金をかけてこなかったのが荒井県政。
参加者から「福祉・医療にお金をかけるべき、高齢者問題に真剣に取り組んでほしい」「防衛予算削ればできる」「小選挙区選挙制度なんとかしないと」「共産党は勇気がない。北朝鮮へ乗り込むくらいせよ」・・その他若者の現状など。
バトンタッチ いずみさんへ 久保秀徳市議 みなさんのお力で議会へ送っていただき、ありがとうございました。昨年末に倒れ、現在リハビリに励んでいます。来年4月の市議選には、「若い力を発揮してほしい」との願いをこめて、和泉みすずさんへバトンタッチします。私に寄せていただいた願いやお力を、どうか和泉さんへ引き続きお寄せください。よろしくお願いします。 ご挨拶 和泉みすず |
2019年市議選生活相談区域
前進座新春特別公演
山田洋次(監督・脚本)と前進座が組む
落語「らくだ」+「井戸の茶碗」より構成
新年にピッタリの
底抜けにおもしろい喜劇です
裏長屋騒動記 |
2019年1月4日(金)
午後1時開演 京都劇場(JR京都駅ビル)
後援会料金 7700円(定価1万円)
申し込みは後援会世話人まで
共産党生駒市後援会への募金をどうかよろしくお願いします。 郵便振替で 00900−5−275274 (加入者名)日本共産党生駒市後援会 |