市会議員「ひろみだより」

日本共産党生駒市議会議員 竹内ひろみ活動報告

生駒市後援会ニュース2018/10月号

沖縄知事選は玉城デニー氏が圧勝。安倍政権への痛烈な審判
政権まる抱え候補を撃破! 県民の大勝利 
それでも基地建設へ進む安倍政権は、国民無視・暴走政治の極み

 沖縄県知事選が30日投開票され、前自由党衆院議員の玉城デニー氏が39万4768票を獲得、前宜野湾市長の佐喜真氏(自民、公明、維新、希望推薦)に約8万票の大差をつけて破り、圧勝しました。最大の争点だった辺野古新基地建設に、玉城氏はキッパリ「反対」を主張しました。県民は翁長知事が当選した前回に続いて、再び辺野古新基地にノーを突きつけました。翁長票を3万上回る知事選史上最高の票です。

 文字通り激戦でした。安倍政権と自民党は権力総動員で県政奪還に総力を挙げました。菅官房長官や二階幹事長、小泉進次郎副幹事長、山口公明党委員長らが何度も沖縄入りし、決起集会では「負けたら終わり、命をかけてやれ」「勝敗を決するのは期日前投票」と檄を飛ばし、毎日の期日前投票数のノルマと実数を党本部へ報告せよと締め付けるいっぽう、佐喜真候補が「携帯電話料金を4割値下げします」などと、知事にはそんな権限はないにも拘らず、口先のデマで沖縄県民を愚弄し票をかすめ取ろうとしました。佐喜真候補は選挙中、辺野古の賛否には一切言及せず、この選挙の最大の争点から逃げました。

 市民と野党の共闘は大きな力を発揮しました。枝野立憲民主党代表、小沢自由党代表、志位共産党委員長らが沖縄入りして玉城氏を応援、故翁長氏を支えた全野党、労組、企業人ら、保守革新を超えた「オール沖縄」勢力が、今回も団結して大きな力を示しました。そして、全国から多くの支援者が沖縄入りし、手弁当で応援、支援カンパも全国から繰り返し寄せられました。これら県民・市民と野党の共闘の巨大な力、これは今後の闘い、とりわけ来年の参院選挙勝利へ向けて特別に大きな教訓と財産となりました。


 安倍総裁3選 改憲と暮らし破壊へ 9月の総裁選で安倍氏が語ったことは、「秋の国会に改憲自民党案を提出する」「来年10月の消費税引き上げは予定通り」「医療・年金など、社会保障改革を3年で断行する(すでにこの10月から生活保護基準を引き下げ)」「金融緩和策の終了を任期中に行う」など、これまでの反国民的悪政の継続を宣言しました。金融緩和策の終了などはアベノミクスの破綻の証明です。

 だがとりわけ重大な問題は改憲です。昨年5月に「9条に自衛隊を明記する」と初めて言い出しましたが、今回の総裁選では「次の国会」つまり秋の臨時国会自民党改憲案を提出する、と明言したのです。しかしこれまで「9条に自衛隊を明記する」案が自民党内で承認されたことはなく、これを強引に「自民党にまとめさせる」というのです。さらにこれまで衆参両院で何年も審議してきた憲法審査会の議論も無視するというのです。こんな勝手な独裁は断じて許せません。私たちは何としても安倍改憲反対3千万署名を達成し、この改憲の野望を阻止しましょう。

 米国から大量の武器を買う? 26日の、ニューヨークでの安倍トランプ会談で、日米の2国間貿易協定の交渉開始で合意。同時にトランプ氏は「日本は大量の米国製武器を買うことになった」と記者団に語り、米側の外交成果を強調しました。安倍首相は本当に何を約束したのか? こんな重大な問題、直ちに国会で真相を明らかにさせねばなりません。



住みよい街に!暮らしに!〜各地のつどいで出された後援会員の声

中地域「はなみずきの会」9月も
宮本県議、浜田市議と13名が出席、
宮本県議の所に約2ヶ月体験学習に来ている学生さんも参加。
宮本県議からは、学校のエアコン問題、高校再編問題、奈良公園高級ホテル問題など、資料を基にわかりやすく説明、荒井県政に対し、住民と一緒に徹底して追及されていることがよくわかりました。
浜田市議から、臨時市議会で来年6月設置に向け幼・小の設計予算が通った。12月議会で補正予算16億5千万円(幼小中)を検討。どれだけ国や県の補助が出るかが問題、と報告されました。
みんなで意見交換し、給付型奨学金の必要性や、防災・安全の問題(避難所のあり方、土砂崩れ、石垣の崩れ、倒木、ブロック塀など)多くの意見が出されました。


南地域の集い (9月)
DVD「あなたも共産党に」を見る。
内容は至極もっとも、という意見と、周りの人にこういう話はしにくい、変な風に見られる、との感想いろいろ。
いじめに対する学校の対応が出来てない。9月に自殺者が増える。市長は教育に関心あるのか、という疑問と、市長なりに関心はあり、たけまるや小平尾のこども食堂(たわわ食堂)にも補助金を出している、との発言あり。
いま学校は大変。教材の分量が多く、生徒も教師もゆとりがない。塾、おけいこ、クラブなど、子どもどうしの遊びを通して触れ合うことが少なく、お互い相手のことがわからず、いじめに繋がる。小学校に英語が入り、英語の資格のない先生が英語を教え、いっぽう国語の力は低下し、学力テスト結果などで教師が評価され、給与に反映(大阪市長)、校長に反発すると評価が低くなる。授業時間を増やすため夏休みが短縮され、教師は疲れ果てて病欠や途中退職が増えている、・・・など教育論が活発に。
毎月19日の生駒駅署名に参加、以前は自信なかったが、今は声が出て見知らぬ市民にも話しかけ、訴えられるようになった、自信がついた・・拍手おきる。
高い介護保険料を払っているのに、介護保険は使いにくい。重症になるほど自己負担が増える。軍事費がますます増えるが、これを削って教育、医療、介護、年金などに回せ。コスタリカを見習え。
沖縄の基地の中を見学した。外から見るのと中に入って見るではまるで違う。米軍で日本人24000人(日本全体)が働いている。基地ができて水田も農業も衰退した。国の政策を変えねば・・。


台風21号被害と日常の備えに思うこと  (生駒北後援会)
今年は天変地異が起きたかと思うくらい災害が多く、全国的に大きな被害に遭われた方に胸が痛みます。生駒北地域でも読者・支持者の方の被害が多く耳に入り、心よりお見舞い申し上げます。
屋根瓦が飛んで修理業者は順番待ちで、未だブルーシートのままの家が多く、また自宅敷地の斜面が崩れて、市役所に相談しても、修理代は個人負担と言われ、事務所の屋根が飛び、大変な被害に遭われた方もおられ、
そして台風当日の長時間に亘る停電の被害・・・・
 9月4日午後2時過ぎから夜11時半まで10時間近く停電になり、関西電力の電話はつながらないし、自分の家だけか?と確認したくても、近所への電話も不通、携帯電話だけが頼り、でも充電が出来ないため、使用に気を遣う。暑い時期だし、冷蔵庫の食料が心配で開閉禁止を家族に伝え、テレビがダメならラジオを、と何気なくコンセントへ!停電なんやと、電池入れを見るも、単3は備えているけど単1が8個も必要!?・・2個不足と慌てる。夕方暗くなり夜になっても復旧しない。懐中電灯も2個のうち1個しか使えない。トイレなど移動するのに必須。ならばローソクをと暗い中、探しまくり本数も少ない。夕食は電子レンジも使えない。オール電化の家は調理不可・・・。
今回の経験は、私たちの生活は何と電気に頼っているかを改めて痛感。停電など、ここ何十年も経験していないので、懐中電灯と電池の点検、数種類の電池の備えやローソクの準備、非常用食料の準備、緊急用カセットコンロの備え等々、反省させられました。


九月の北後援会ウオッチングから9月20日 奈良市との境を接する真弓町の谷を埋め立て、ハウス農園を作るとされている場所をKさん宅から見ました。

埋め立て工事をする業者の説明書には3年間かけてダンププカー30万台分
(1日300台 )の土砂でこの谷を埋め立てその後ビニールハウス農園(さしあたり10棟)を作ると説明されてはいますが、高さが約20メートルはある広大な谷間です。真弓の隣は奈良市、谷間は生駒市上町、はるか前方は富雄町、谷間には小川、市の水道栓も通っています。
将来農園にするとは、どうもまゆつばの話で、3年間 無害の土と称して有害物も含まれる残土が谷間を覆うことになる。風雨水害時も汚染土も心配だと声が上がり、地元三自治会は危惧し、寄り合いも開き対策を話し合っています。



議員定数削減条例議案について
浜田けいすけ議員

9月27日、市議会本会議で 議員定数を2名削減する市民からの直接請求による条例案が、賛成7、反対15で否決されました(議長は採決に加わらず。欠員1)。
議会は、議会基本条例に基づき、4月臨時会で議員定数の特別委員会を設置し、様々な調査と有識者や市民からの意見を聞き(学習会、市民懇談会、パブリックコメント)、13日それを基に、委員会で議員間討議を行いました。市議会のホームページの会議中継の「録画配信」から討議を見ることができます。
 27日の本会議では10名の議員が討論を行い(賛成4、反対6)、日本共産党からは浜田議員が次の要旨で反対討論(一部割愛)。

1.議員定数削減の必要性、なぜ削減しなければならないか、その根拠が示されてない。削減そのものが自己目的化している。

2.削減賛成議員は、議員定数を削減しても議員の資質向上で対応できると言うが、これは、ただの願望、精神論で、何の保証もない。
また、議会の運営は削減してもできるとも言うが、運営することと議会としての機能を必要十分に発揮することとは全く別物で、運営だけなら最少3人でもできる。
さらに、行政改革に対応し削減すべきとの論は、議会は行政の一部でも下請け機関でもないので、行政改革の対象にならないし、行政に協力する義務もない。むしろ、議会のチェックがきちんと行われなければ、行政の独走を許し、税金のムダ遣いが増えるということにもなりかねない。

3.今後、行政監視、政策提案、市民要求の把握と反映という議会の役割がより必要になってくる。そのため議員を減らすべきでない。



(寄稿)
憲法の源流「五日市憲法」のふるさと
      元生駒市議  西 ふみ子

1968年、東京都西多摩郡五日市町(現あきるの市)の旧家、深沢家の土蔵から発見された「五日市憲法」は、多くの歴史・憲法研究者に衝撃を与えました。この草案にふれた美智子皇后の御自分の誕生日での感動的発言もあり、憲法の源流が照射されることになりました。
 明治憲法(明治22年)以前、自由民権運動の高まりの中、自分たちで憲法を作ろうという動きが始まり、全国各地で『私擬憲法』が作られ、100あまりが知られています。(1880年・明治13年)
 「五日市憲法」の起草者・千葉卓三郎は、宮城県栗原郡志波姫町(現栗原市)で生まれた人です。私のふるさと登米市の隣町です。
 今年7月、兄が重篤な病気で栗原総合病院に入院していたので、見舞いに行きました。病院から車で5分程、「五日市憲法」の碑があると聞いていたので、栗原市志波姫総合支所へ行ってみました。日曜当番職員に、「五日市憲法」の碑はどこに?と聞くと、首をかしげています。「千葉卓三郎の」というと、「ああ卓三郎の」と親しげにすぐ教えてくれました。「生家も近くですよ」と、どうも憲法の内容よりも身近な知り合いを紹介する感じでした。支所の、校庭のような広い敷地の入り口に建てられていました。
 「五日市憲法」は204条からなり、基本的人権の保障、法の下の平等、教育内容の自由と教育の義務、地方自治、国会の権限、国事犯に対する死刑の廃止、などが定められています。碑には6か条が抜粋されています。
45条 日本国民ハ各自ノ権利、自由を達ス可シ。他ヨリ妨害ス可ラス。且ツ国法之ヲ保護ス可シ。
144条 国事犯ノ為ニ死刑ヲ宣告ス可ラス。又其罪ノ事実ハ陪審官之ヲ定ム可シ。
 碑を後にして車で20分ほど、東北新幹線古川駅に着くと、大正デモクラシーの旗手として、民本主義・議会制・政党内閣制をとなえた「吉野作造」の碑が駅前に建てられていました。
 1945年、15年戦争敗戦後、直ちに新憲法の起案に着手した、7名からなる「憲法研究会」の「憲法草案要綱」が同年12月26日に発表され、この草案が現日本国憲法に影響を与えたことは、ゆるがない事実として検証済みです。憲法研究会のメンバーの1人、岩渕辰雄は登米市(旧登米米山町)の出身で、私の父は岩渕の実家と親交があり、私も子供の頃から名前を知っていました。
 1870年代後半から始まる自由民権運動の流れの中で産まれた「五日市憲法」・大正デモクラシー憲法研究会草案に関わった人達。宮城県北部の栗原・大崎・登米、わずか20キロ圏内のトライアングルで、国民主権の思想の胎動があったこと。その源を遡れば「伊達北部・寛政の百姓一揆」、つづく「三閉伊一揆」にも至るのでは、と思い巡らしつつ、ふるさとを後にしました。
 日本国憲法は、占領下のGHQの押し付けなどでは決してなく、日本国民の自らの長いたたかいの表出であることを確信してきました。安倍改憲勢力が、憲法「改正」発議を狙う今、歴史の逆行を許してはなりません。

参照:「五日市憲法」新井勝紘 岩波新書
「ほら貝のひびき」宍戸春雄(私家版)



赤旗まつりに1200人
9月22日県文化会館で盛大に開催
山下よしき副委員長の分かりやすい記念講演、
及び予定候補者と共産党議員団が勢ぞろい。
野田淳子さん「平和と命」を歌う感動的コン
サート、賑やかな模擬店いろいろ、他福引き
など楽しい催しがいっぱいでした。

【写真・生駒模擬店品目】梅ぼし、紫蘇ふりかけ、
着物、ちらし寿司、マドレーヌ、ホームメードケーキ、
コーヒー、のりふりかけ、お茶、レインボーラムネ、
などたくさん売れました。




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